まもなくレイチェル・カーソン日本協会関東フォーラムの
会員の機関紙「しおかぜ」48号が発行されます。

会の顧問のお二人から原稿を読ませて頂きました。
農薬被害を訴えて書いた「沈黙の春」が
農薬被害ではなく原発被害になってしまいましたと
書かれています。

農薬も原発もどちらも科学の進歩に人間のおごりが
招いたことなのでしょうか。

あらためて沈黙の春の最終章を皆で読んでみたいです。

4月29日の朝日新聞天声人語にこんな文章が
載っていました。

イギリスの皇太子のご結婚式こに向けての記事でした。

が、この中で戦後50年に向けて皇后陛下の
詠まれたお歌がとても気になりました。

《かの時に我がとらざりし分去れの
 片への道はいづこに行きけむ》

これは皇后様が民間から皇室に入られた思いで
あったでしょう。

しかし、私にはこの御歌がレイチェル・カーソンが
50年前に便利を追求して特急に乗るか
それともゆっくりした変化を楽しむか
選ぶのはあなただ といった文があることに
照らし合わせ、片への道を選んでいたら
原発のこんな恐ろしい被害には
遭わなかったのではないでしょうか。