自然案内人講座4日目

我孫子市の景観では自然が本当に残る
古利根沼の自然が4日目の講座場所です。

この地域には守る会の方々がたくさんいます。
その中の代表の方に今回ご案内いただきました。

この地区は利根川と共に古くからの歴史があり
庚申塚も多い

昭和の半ばまでは毎年のように氾濫した利根川
そのたびに蛇行した川を昭和の50年代に
河川工事が入り利根川は蛇行をしなくなった
その川の氾濫や、住宅が増え下水の処理など
四万十川方式を取りいれた工事が行われた

遠くに本流の利根川にかかる鉄橋が見える

私は子どもの時からこの地で育ったのだが
ここの景色はあまり知らなかった。

ここもご多分に漏れずバブル期に埋め立てて
住宅にという開発業者があったようだが
頓挫して、なんとなくその跡が空しく残っていた

季節が落ちついたらあらためて
ゆっくり歩きたいと思った

昭和の河川工事はこうした工事が多く
この川にすむ生物にとっては
川岸を使えない過酷なものだった

今でも落ちたヘビやカエルは上にあがれない
最近のこうした小さな川の工事は
斜めの土手方式にして、壁面には植物が繁茂する
そんな工事担っている。

古利根沼は我孫子市だが
この景色の家並は取手市

川が蛇行していた頃の名残で
行政管轄は取手市のまま
我孫子市への編入を拒否した住民の希望で
そのまま取手市に残った

ここの児童生徒は10年ほど前までは
渡し船で通学していたが
今は取手市がバスを出している

渡し船は一般の人が乗れるようになって
100円出すと渡れるそうだ。