ドイツのパン(1) ビールとブレッツェル

10月5日から10日間、夫婦で南ドイツの旅に行ってきました。かなりハードな駆け足旅行でしたが、13以上の都市・地域を巡りました。現地は、日本より秋めいておりまして、気温も朝が4〜5℃程度で、日本の初冬の気温で、薄着ではかなり寒いという感じでした。しかし、昼の最高気温は17〜18℃程度まで上がり、比較的過ごしやすい温度でした。何よりも良かったのは、着いた日の夜に降られた以外、好天に恵まれたのは本当にラッキーでした。この間の旅行記とともに、現地で出会った各種のパンをお伝えしたいと思います。
 最初に訪れたのは、ミュンヘンです。成田空港を12:30に離陸して、約12時間弱の飛行の後、17:00過ぎの現地に到着しました。宿舎は、ミュンヘン駅近くのマリティム・ホテルです。このホテルから遠くないところで、200年以上も続くという有名なドイツのビール祭り(オクトーバーフェスト)があると聞いていたので期待していましたが、残念ながら、祭りは前日で終了したとのこと。
 しかし、ホテルに着いたとたん、ウエルカム・サービスとして、ロビーでドイツビールが振る舞われました。そのビールは、日本でもおなじみのレーヴェンブロイで、ビール祭りで残ったものだということでした。実質的に間に合ったということになるのでしょうか。
トレードマークの獅子のマスコットが飾ってありました。そのマスコットの手にあったのが、大きなブレッツェルです(写真)。よく見ると編んでありますね。
 ビールの方は、ジョッキで一気に飲んでしまいましたが、もう一杯勧められたのでこれも飲んでしまいました。機内でも飲んだ(ヴァルシュタイナー・プレミアムというピルスナービール)というのに‥‥。

翌日、改めてレストランでチョイスしたのが、ブレッツェルです(写真)。表面の白い粒は、岩塩です。ですから、しょっぱいパンの味です。
 ドイツのブレッツェルには、苛性ソーダが使用されているとか。これは、ブレッツェルの生地を苛性ソーダの水溶液に浸けるのは、表面のつや出しと食感改善のためだということです。日本では、苛性ソーダの使用が強く規制されているため、この触感はドイツでしか味わえないと聞いています。もっとも、高温でブレッツェルが焼かれるため、製品には苛性ソーダが残らないということですが、‥‥。
 ドイツにはいろんな種類のブレッツェルがありますね。