ドイツのパン(2) 白パン

ドイツ旅行2日目は、バイエルン王朝最後の王様、ルートヴィッヒ2世が築いたお城を見学しました。このお城は、ノイシュバンシュタイン城と言われていますが、別名は白鳥城とも言われるように美しいおとぎの国のようなお城です。教会のようなつくりの王座の間、ワーグナーのオペラにのめり込んだと言われる王がそのモチーフを随所に取り入れた執務室・歌人の間・寝室・居間など豪勢なつくりです。エレベーター無しで階段を上ったり下りたりしますので、ヒザがわらっていました。中世のお城のように思われましたが、築かれたのは1800年代で、騎士道を夢見た王が狂気のようにこだわった建物です。

見学のあとは、お城のふもとのレストランで昼食です。メイン料理は、豚肉のクリーム煮ニョッキ添えで、軟らかなお肉ときのこの取り合わせがとても素敵でした。このときテーブルに添えられたパンは、クープの跡ががきれいな白パンでした(写真)。ドイツ旅行中は、ほとんどが黒パンだった中で、ここだけが白パンでした。きっと白亜のお城にちなんだのでしょうか? 決して柔らかではありませんが、料理の味を阻害しないパンでした。