ドイツのパン(7) ブレッツェルの原型

4日目午後は、ニュルンベルグに移動しました。
 ニュルンベルグは、中世の城郭が中心地に残る古い街並みの都市です。そのお城は、1040年に神聖ローマ帝国のハインリッヒ3世によって建てられたカイザーブルク城(写真)です。街が一望できる塔、深さが60mもあるという井戸などがあります。井戸では、今も水がくみ出せるということですが、上から水を流す実験をすると、下から音が届くまでに何秒もかかっていて本当に深いことがわかりました。お城から出た後、市街地に入り、11世紀に創建され、ロマネスクとゴシックが混在している聖ゼバルドゥス教会などを見学しました。

このあと、青空市場など人で混み合うハウプトマルクト広場でしばし自由時間が与えられたため、周辺の商店街などのショッピングを行いました。そのときふと目に入ったのが、写真の焼き菓子です。三つ穴の焼き菓子で、表面に粉砂糖がかけられていました。三つ穴といえばピンと来ると思いますが、ブレッツェルですね。ブレッツェルがこの形になったことについては、諸説あるようですが、ドイツでの三つ穴ということになると、もしかしたら、ブレッツェルの原型では(?)と思い、写真にしました。