フランスのパン(13)タルト・タタン

5日目、朝食の後は、さらに北上し、北の大西洋に浮かぶ島、モンサンミッシェルに向かいました。バスの運転手は、普段南仏を中心に運転している方で、北に来るのは初めてだとか、なので自身も観光客気分でした。それはいいのですが、この近くでは、2回も道を間違えました。バスにはナビが付いているのですが、普通車の運転を前提としたナビなので、大型のバスでは、通れず、戻ることがありました。それでもモンサンミッシェルの手前の街に着き、そこで昼食となりました。

ここでの名物は、オムレツです。そのオムレツには、クリームを泡立ててフワフワしています。何でも寒さで凍えた巡礼者を暖めるために出したオムレツがそのまま名物になったとのこと。しかし、食べてみると、味が物足りない感じでした。ガイドさんの話では、本来は、塩辛い味なのだそうですが、日本人の客が辛すぎるとクレーム付けるため、薄味にするのだそうです。しかし、ちょうどいい辛さというの現地のコックさんにわからないため、超薄味になってしますとか。やはり、濃くても郷に入れば郷に従う気持ちでなくては。
 しかし、デザートのタルト・タタン(りんごパイ/写真)は、美味しくいただきました。食事の際これも名物のリンゴ酒(シードル)をいただいていますが、リンゴがぎっしり載ったパイも素敵です。