ツアーは、このあとノートルダム大聖堂、エッフェル塔などの見学の後、ホテルに入りました。そこで、この日は、親しくなった他の2夫婦とともに、ルーブル博物館の見学に急ぎました。実はこの日水曜日は、ルーブル博物館の公開が夜の10時までで、しかも割引料金が適用になるとあって、ホテルでの荷物もそこそこに、そのまま地下鉄を乗り継いで行きました。
しかし、ルーブルの中は広く、ミロのヴィーナスやモナリザなど名だたる作品は見ることができましたが、事前にチックしていたにもかかわらず、見落としたものが結構ありました。もともと短時間で見ようというのが間違いでした。
しかも、閉館時間が10時までとなってはいるのですが、9時半を過ぎると、どんどん閉鎖区域を増やしていくのです。お陰で、出口にどう行けばいいのかわからなくなり、遠回りをしました。日本と違い、閉館時間というのは、係の人が帰宅する時間なのですね。
ルーブルを見るため、私たちは、夕食を後回しにしました。といって、それほどガッツリ食べたいわけでもないので、閉店間際の、ルーブル博物館の地下ショップのパン屋さんに立ち寄りました。しかし、このパン屋さん、PAULというパリの人気店です。
私は、細いチーズを振りかけて焼いたミニバゲットや大きなバゲットのサンドイッチなどを買い込んで、ホテルに持ち帰りました。そして、ホテルの売店で仕入れたワインやビールで流し込みました。3夫婦で一部屋に集まったので、話が盛り上がり、気が付けば、既に日付変更線を回っていて、あわてて解散しました。