男のパン工房が15年を迎えました。藤左右衛門さんが、平成9年に、我孫子市のボランティアセンターの企画募集に応募し、シニア対象の「パンづくり講座」を開講し、同講座修了後に「男のパン工房」という任意団体を創設したのが契機です。
この間、幾多の活動を経て、平成20年に千葉県からNPOの認証を得、男のパン工房の名称は、商標登録されています。こうしたこともあって、現在では、我孫子市、印西市、石岡市などで多くのグループに分かれて活動を展開するまでに至りました。まさに多くの方々が、パンづくりに関わっております。
本日は、ささやかでしたが、我孫子の割烹旅館「角松本店」に集い、藤左右衛門さんの15年の活動を祝いました。この角松本店は、歴史のある割烹旅館で、明治17年に行幸された明治天皇が宿泊されたとか。その後も、白樺派の文人武者小路実篤、志賀直哉、あるいはバーナードリーチ、加納治五郎、柳宗悦、杉村礎人冠などが利用していたそうです。
窓の外の手の行き届いた庭は、暖かな日差しの下でわずかに新緑が萌え始めたところです。本当にゆったりした時間を過ごしました。