マリー・アントワネットのパン?

ハーイ皆さん、今日はビックリするような悪天候の中、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」パン作りに集まった人たちのお話です。
今月のテーマはブリオーシュ(Brioshe)です。
第1回目はけやき教室からスタートします。代表的な「アテートブリオーシュ」と「ブリオーシュ食パン」を作ります。
マリーアントワネットが側近に「民がパンが無いと騒いでおります」と聞いたとき「パンが無ければお菓子を食べればよいではないか」と答えたという逸話が有名ですが、このお菓子がブリオーシュだそうです。ちなみにこのアントワネットの話は作り話のようですから、お気の毒に。

ですが、このブリオーシュを広めたのはアントワネットだそうです。
《フランス食事パンの王様》と言われるだけあってたいへんリッチな配合となっていて、口どけの良さが特徴です。カフェオレと食する朝食は幸せを感じるひと時です。
右は新提案の全粒粉入りブリオーシュ食パンです。たっぷりのラムフルーツとα化した全粒粉を20%加えて1斤食パン型でツイスト成形して焼きました。厚切りにして召し上がれ。

一番お菓子に近いパンですから、洋菓子の「サバラン」「ババ」へのアレンジができます。
ためしに一つサバラン風を、アテートブリオーシュの頭をおとして、ラムシロップを生地に含ませてからホイップクリームを盛り付け、「せとかのピール」と「ぶどうのシロップ煮」をあしらって、ちょっとしゃれたティーブレッドのできあがり。素敵なティーブレイクをお楽しみあれ。

ミニクグロフ型で作ったブリオーシュに「ぶどうのシロップ煮」と「ホイップクリーム」を盛りつけた「ババ」はマリーアントワネットにささげましょう。おいしい文化をありがとう。