自分とはコミュニケーションの取り方が違う相手と出会ったとき、
伝えようとしていることを受け取り、伝えるにはどうしたらいいでしょう。
何度も聞きかえすのを遠慮してしまうことや、戸惑う場面もあるのではないでしょうか。
今回の講座では、自分の障害を前向きにとらえ、地域でユニークな活動をしている方を講師に、
障害を持つ人・持たない人が出会い、それぞれの違いを認め合いながら
コミュニケーションを図ることを実践的に考えます。
〜人に何かを伝えようとするとき、
目の前の相手が今、
何かを自分に伝えようとしているとき、
大切なことって何だろう。
言葉がなくても、その沈黙から伝わってくる何かだってあるし、
沢山の言葉を探しだして声にしても伝わらないことだってある。
向き合うってどんなこと?
コミュニケーションって何だろう。
それは「こうすればこうなる」って方程式みたいに
何か決まりごとが当てはまるモノじゃない。
言葉はどこまで何を伝えられるんだろう。
言葉じゃないと伝わらないのかな。
だから今回の講座では、
色んな形のコミュニケーションと出会って、
そこからもう一度「伝える・伝わる」について
考えてみたいと思いました。
講師の二人は、普段車いすで生活をしています。
ゆうじさんは言語障がいを持っています。
彼の職業は「言葉で伝えつくるお料理屋さん“ゆうじ屋”の店長」さん。
マササンはIT関連の仕事をしていながら、
区内で障がいを持つ当事者のカウンセリングもやっています。
先日の打ち合わせでは「コッシーくん」という友達を連れてきて
くれました。
コッシーくんは文字盤を使って会話をします。
彼らはふだんなかなか会うことができない魅力的な人です。
まちづくりや市民活動、パソコン関係などにも詳しい
頼れる兄貴たち。
日常の中で「言葉の選び方」や「話し方」が
大切なスキルになることもありますが、
実は、それとは無関係な部分もあって、
コミュニケーションってもっと自由で
本来的な人間関係そのものなんじゃないかと考えます。
言葉だけが全てを伝えるわけじゃなくても、
目の前にいる相手を「見て触れて味わって」。
そこから始めてみようと思います〜
◆内容
1.7月19日 (日) 13:30〜16:30
会場:葛飾区市民活動支援センター
「チェアウォーカーに聞く。〜色んな形で伝えるコミュニケーション」
・講座全体のガイダンス。オリエンテーション
(今回の講座の企画理由など)。
・チェアウォーカー、ピアカウンセリングの立場から見る、聞く。なんでも質問タイム。
・見て、聴いて、味わって〜いろんな人とのコミュニケーション。
2.7月26日 (日) 13:30〜16:30
会場:亀有学び交流館
「言葉で作る料理人と一緒に味わう。〜伝わる・伝えるお料理教室」・実方さんが人を使って言葉で指示をしながら料理を作るのを見学する。
・グループで指示をする人・料理をする人に分かれて、実方さんと同じやり方で料理を作ってみる。
・・・・・・・・・・・・プロフィール・・・・・・・・・・・
◇竹馬 正己(ちくば・まさみ)さん
葛飾区自立生活支援センターピアカウンセラー、PCCかつしか事務局。
葛飾区市民活動支援センター専門相談員。
1999年に仕事中の転落事故により車椅子生活となる。
事故後に始めたパソコンを駆使して、現在は個人事業主として生計をたてながら、
パソコンボランティア、専門相談員、葛飾区自立生活支援センターピアカウンセラー、
バンド活動等を精力的におこなっている。「誰もが当たり前に参加できる社会作り」を目指して、
誰もが共存・共栄できるよう日々奮闘しています。
◇実方 裕二(じつかた・ゆうじ)さん
「ゆうじ屋」店長
1959年生まれ。生まれつき脳性マヒ。単身生活歴25年の電動車椅子乗り。
自分で見聞きした調理法をアレンジして、スタッフに伝えながらカレーやケーキ等を完成させる、
自称”言葉で作る調理人”。「俺は料理が好きだ。食べ物屋で生計を立てていくのだ」という
強い思いから、「ゆうじ屋」を始めました。友人と一緒に企画するライブで飲食を担当したのをきっかけに、
4年ほど前より移動販売へと拡げ、訪問販売やケータリングサービスを行っています。
【費用】1,500円
【定員】25人
【申込】メール、ファックス、電話でお申込みください。
詳細→http://www.k-shimincenter.org/service.php?itemid=625
◆お問い合わせ・お申し込み◆
〒124-0012 葛飾区立石3-12-1
tel:03-3694-7710
fax:03-3694-7306
e-mail:k-shimincenter@cap.ocn.ne.jp
HPアドレス:http://www.k-shimincenter.org