中央学院高等学校での生物部との廃油による蝋燭作り報告

中央学院高等学校での生物部との廃油による蝋燭作り報告
 NPO住み良いまちづくり研究所
 浜崎慶子
 撮影者:森琢人・林雅人・三五郁美

我孫子市の都部に位置する中央学院高等学校は、谷津の自然を目の当たりにする緑豊かな環境で、生徒さんたちは、礼儀正しく明るいです。
ここの生物部は、創部以来、「ラン科植物の無菌培養に関する研究」を行っておられます。現在では、その研究成果を生かして、小笠原固有種であるアサヒエビネの研究を東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)、小笠原
野性生物研究会と協力して取り組んでおられ、飼育しているアホロートル(ウーパールーパー)やアフリカツメガエル、淡水産プランクトンなどを生きた教材として130校に及ぶ近隣の小・中学校で、生物教材配布も行っておられます。その積極的な姿勢に感動し、廃油による蝋燭作りプログラムをNPO住み良いまちづくりで行わせて頂きたいと交渉しました。
当研究所では、環境保全として有効な竹宵の概念を広めるために、それには欠かせない蝋燭を、ゴミ扱いされる廃油や、使用済み瓶を利用しての徹底的エコの立場から多くの人々に知っていただきたいと考え、その第一歩として中央学院高等学校生物部顧問の今井紀博先生にお願致したわけです。丁度4月29日が生物部の合宿にあたっており、即座に講座を開く幸運に恵まれたのですが、実験道具の揃った部屋は広々としていて、先生方を交えた25名と、私たちスタッフ10名で、和気藹藹のうちに楽しい1時間半を過ごす事ができました。

『中央学院高等学校生物部によるエコ都市我孫子学習』

リデュース(減らす)リユース(繰り返し利用)リサイクル(資源利用)

材料 : 廃油・廃油凝固剤・クレヨン(好きな色)・ジャムなどの空き瓶・アロマ
オイル・綿棒 
 

①クレヨンは、はさみで細かくきざむ。 ②なべを 中火にかけ凝固剤をとかす。

③ 鍋に、クレヨンを入れ掻き混ぜとかす。 ④ 好きなアロマオイルを2、3滴入れて掻き
混ぜまぜる

⑤氷水で冷やすと早く固まる ⑥固まった後、綿棒を中央に綿頭の半分程さす。