[CASA奥尚子へ]

NPOが新しく活動を始めようとする時,
なかでも事業として相応の社会的責任をもって開始しようとする時,
その課題は非常に深刻でかつ社会に必要とされているケースが殆どとなる.

社会に必要とされているかどうか,これは社会起業をする人の直感でOK.

社会起業家(好きな言葉じゃないけど,他にないし)として生きていけるかどうかは,お客さんが決めてくれる.
必要であれば続けられるし,必要じゃなければお客さんがいないだけ.

さて,問題が深刻かつ社会に必要とされている.
それはすなわち,ボランティアベースでは対応しきれない、専門的スキルと経験が必要とされるサービスとなる.

ただ,まあ今回のシアトル・サンフランシスコもそうなんだけど,スタディツアーでいくNPOは,ほとんどが完成形になってしまう.

で,その完成形は,風に帆をはり続けた”結果”であって,
最初から目指していた”目標”のような形・組織では無いんだ.

より良い方法,改善,新規創造の繰り返しの中で,今はこうなっている,というだけ.

だから,税控除を持ったNPOと社会企業の連合体なんていうのは基本的なテクニックやけど,
CVEやFARESTARTという組織体制・マネージャーの役割なんて部分は,全く参考にはならない.

CASAはCASAの組織を,その時々,選択していけばよい.
SDFは,CVEやFARESTARTのような組織運営は,最悪・最後の選択肢と位置付けているし.

まあ,実際にCASAをやってみれば分かると思う(%痛い男%)

最後に重要なことを.

CASAで提供されるサービスが社会から支持を得られるならば,
いやいやそれ以前に,
コアスタッフが,サポーター,社会,顧客からの意見を取り入れ常に改善する姿勢を持ち,
そして,CASAっていう情熱を維持できるならば,

何をどのようにすべきかは,CASAのコアスタッフを愛し,信頼し,支えてくれる人々が,さりげなく教えてくれる.(%ニコ男%)

風を吹かせてくれる.(%ニコ男%)

奥はその風を感じて,のればOKなんだ

で,その最も大切なことは,SDFのような中間支援組織が教えようとすることではない.
そもそも教えようがない.
もちろん大学の先生なんかが教えられるレベルのことではないしね.

SDFは,ただキャパシティビルディング部分に充当する資金・場所を提供すべく動く.

それがSDFだから.(%笑う男%)
2月28日に話したことだ.

ビジネスの神様がほほ笑めば,すべてのタイミングがかみ合う時が必ず来る.(%音符2%)

そうそう,もう既にそうだとは思うけど,念のため確認.
僕のことを大学の先生と認識しないでね(%ニヤ男%)
まあ,SDFの金森さんだな.