午前中はRSF Social Financeへ.
ここは社会性のある製品を作っている企業などに融資,助成,投資をしている.
シュタイナーの思想がベースになっており,
以下の分野を対象としている
(%緑点%)食品&農業
(%緑点%)教育&芸術
(%緑点%)生態保全
規模としては,
①寄付者が寄付先を指定するDonor Adbised Fund は117人から3780万ドル
②投資は900人から600万ドル
③融資で3700万ドル
環境に配慮した製品の中から,将来性のあるものを見極める.
これまでに,リサイクル素材を利用したタイルやオーガニックビール企業,赤ちゃんの再利用おむつ用パンツなどの企業を応援してきている
慎重に選んでもやはり「こげつき」はあるらしいが,
一定のリスクが生じることも覚悟の上での判断.
役割として,「銀行とは違う」から,と.
これまで応援してきた企業の製品が並べてあった.
部屋の中にも支援先の団体の写真も飾られていた.
具体的に製品を手に取れたり,団体の様子が分かると
応援しているのもきっと楽しい.
それぞれ売上げを伸ばしており,
小規模ながらも応援先が力をつけてきているようだった.
現在の融資先としてイチオシだったのは,Revolution Foods
低所得者のこども達に健康的な給食を提供している団体.
サンフランシスコとロサンゼルスで1万食を提供しており,
ワシントン,デンバーへと活動も広がっている.
ここは,「子ども達の健康を応援」ということで,
先述の3つの分野,食,教育,環境すべてが網羅されており,
お気に入りのようだ.
社会性とビジネス力を見極めて資金的支援をすることで
多数派の市場に対抗できるように応援する.
融資としては日本でも規模はまだ小さいけれど,
市民バンクなど同じ役割を持った活動は続いている.
プリウスなど環境配慮車も売れるようになってきたし,
少しずつそんな消費者も増えてきているのかな?
(でも補助金のおかげ?)
うーーーん.まだ確信は持てない.
それはそうと,
成長を信じてうれしそうに製品を紹介する姿,
スタッフのみなさんのやわらかい雰囲気でした