「カップル間の年間セックス数が一番多いフランス」「世界一少ない日本」こんな記事がどうも日本、フランス共に話題になったらしい。(%ニコ女%)
何を根拠にこの数字が算出されたのか私にはまったく不明なのだが、ここでもラジオで報道されていたし、日本でも雑誌などでその話題がにぎわったようだ。ちょうど、定期購読しているビックイシュー日本にも性についての特集があり、セックスレスについても記事があった。
「セックレスの原因、なんて書いてあるんだ」と周りのフランス人たち。(%ニヤ女%)
ペラペラとめくって答えを探す。ストレス、多忙、バーチャルライフなど。説明するが結局のところ、決定的原因がわからず、腑に落ちない彼ら。
そして日本人カップルに対する想像は膨らんでいく。(%ニヤ女%)
仕事に全力投球し、私的生活に余力が無い不思議な国民とでも思っているのだろうか。
「亭主元気で留守がいい」の文句が一時流行したことや、熟年離婚についても付け加え話すと「何で結婚生活続けているの(%ショボ男%)(%ショボ女%)」と頭の中はさらになぞに包まれたようだ。
一方、日本からもこんな質問があった。「フランスでは結婚する前にセックスの回数を契約し、それに沿わなかった場合離婚もありえると聞いたが本当か」と。
まさか、とは思ったが当人たちに聞くのが一番、と思い友達に聞いた。
大爆笑である。(%笑う男%)(%笑う女%)
「そんな契約、聞いたことないよ」と。
いくらなんでもそれは大げさだよな。(%ニヤ女%)
友人のステラが「離婚の原因で一番多いのは金銭的問題ね」という。「それじゃぁ、フランス女性は日本人と結婚したら金銭的問題は解決するかもね。すごく仕事するから」そういうと「ノン、ノン。フランス女性はセックスも経済力も両方いるのよ」と。
なかなか手ごわい。(%ニヤ女%)
女性は男性に要求ばかりしているように聞こえるが、ほとんどのカップルが共働きだし、街でも女性が多く活躍している。
ではどんな生き方をしているのか。ここで2人の女性を紹介しよう。(%笑う女%)
向かいに住んでいるクリスチャンはアンティークグッズを小型のバンに乗せて国中のマーケットで販売する60歳手前の女性である。3人の子供はすでに自立し、彼女は離婚して自活している。南米チリを愛し、ラムを飲みながらサルサを楽しむ。少し前には20代のボーイフレンドがいたが、今はちょっぴり年下のやさしげな彼とお付き合いしているといって紹介してくれた。
ボンジュール、はじめまして。バイクの丸いヘルメットに囲まれた丸顔の満面の笑みが彼の人の良さを語っている。(%ニコ女%)
彼女も幸せそうだ。
もう一人の女性、入院中同室だったパティは赤ん坊が生まれるとすぐに母親らしくなっていて、私はすごいなぁと感心したものだが、そんな彼女は19歳。
携帯電話を片手に「赤ん坊の父親がきたらこれで警察に連絡するのよ。私に暴力をふるうので一人で子供を産んでお母さんに助けてもらいながら育てるのよ。暴力ふるうような人とはやっていけないわ(%痛い女%)」と。
中途になった学業も子育てが落ち着いたら再開する、となかなか将来設計もしっかりしている。近所の人や、家族、友達がひっきりなしに訪ねてきて、赤ちゃんグッツや彼女用にとお洒落な洋服や香水がプレゼントされていた。
退院する時、彼女はその洋服を着、手首に新しい香水をつけて颯爽と出て行った。(%ニコ女%)
恋愛や自分に対してまっすぐ前を向いているようなかっこよさだった。
素敵だぞ、フランス女性たち!!(%笑う女%)
(%音符2%) フランスを彩る移民のマダムたち 〜フランスの女性事情 その1〜
(%音符2%) 素っ裸になって颯爽とバカンスへ 〜フランスの女性事情 その2〜
(%音符2%) 子供を生んでも美しいままで 〜フランスの女性事情 その3〜
(%エンピツ%) TB:子どもを守る 『様々な考え方』