11月1&2日は広島国際平和会議へ参加してきました

ノーベル平和賞受賞者3名が一同に会すこの機会
会場の参加者との関係も近く、想像していた以上にゆっくりとお話を聴く事ができました(%笑う女%)
以下簡単にまとめますね

◆ダライ・ラマ法王 [普遍的責任について]
ダライ・ラマ13世の転生者。1959年中国共産党軍がチベット侵攻の際にインドへ 亡命。チベット亡命政府を樹立しチベットの自由を世界に訴え、平和的解決へ向けて活動を続けている。宗教者として慈悲と非暴力の教えを広めている。 
 世界をひとつの家族として捉える時代にきている。
 地球上すべての生き物はつながっている、
 だからここで起こるすべての問題も依存し合っているのです。
 人間誰もが「思いやり」のこころを根本に持っている。
 これからはその「思いやり」のこころを育む場が必要なのです。

◆ベティ・ウイリアムズ女史 [子ども達へのおもいやり] 
北アイルランドにおけるプロテスタントとカトリックの衝突を平和的に解決するために尽力。現在は子供の平和、安全、および幸福をもとめて世界中の紛争地域で活動。
 多くの国際問題の犠牲者が女性や子どもたち。
 「世界規模の弱いものいじめ」が起こっている今、ボトムアップの行動こそが必要。
 平和は家庭から拡がっていくものなのです。
 恐れは伝染するが、勇気もまた伝染するのです。
 子どものための平和都市を創造し、世界中へと広げていく。

◆デズモンド・ツツ大主教 [和解、そして平和構築]
南アフリカにおける人種隔離政策アパルトヘイトの撤廃運動に尽力、撤廃後はアパルトヘイト時代に黒人が受けた人権侵害等を調査する真実和解委員会委員長に就任。
 南アフリカで起こった事を無かった事にもしない、事実を伝えることから始めた。
 そして同時に罪を犯した人をゆるすこと。
 南アフリカでできたことは、人間誰でもできる、どこでも可能なことです。
 「寛容」「和解」こそが今必要なのです。
 そしてそれは強制されるのではなく、自由意志で持つべきものなのです。

日々苦しい現実を前にしている方々
しかし講演の間も終始明るいのです (%晴れ%)

地球には「問題」がいっぱい
でも、それでも素晴らしいところもいっぱいある
楽しいこともいっぱい起こる
だから笑えるんだよってとてもシンプルに伝えられた気分です

子どものように笑って、穏やかに言葉を発する
真の人間の強さ、尊さがそこにあるように思いました

「笑顔」そのものが深いということ
こころから笑うってこういうことなのだと感じました

「深い笑顔」は本当に美しい