NPO法人子どもの村を設立する会を訪ねて,滋賀にある龍谷大学瀬田キャンパスへ.
児童虐待の被害者に絞った施設・村を建設するために活動しているNPO法人.
あまり知られていないことですが・・・
日本の児童福祉施設・児童養護施設の利用は,経済的理由や両親との死別などの理由はごくわずかで,圧倒的に虐待を受けた子どもたちの利用が多いのです.
割合にすると90%以上.殆どのケースと言って良い状況で,しかも施設は満員状態.(%ショボ男%)
・・・この辺りの問題はNPO法人キララさんのブログも参考に
さらに,18歳以上の,いわゆる子どもが終わった後のフォローはできていない・・・(%ショボ男%)
かつ,実際には中学卒業後のフォローも満足な水準にはほど遠い・・・(%ショボ男%)
”子どもの村”が目指すのは,いわゆる子どもを対象とした施設・サービスに加えて,自立援助ホームとよばれる18歳以上の子ども達を対象とした(大学進学の支援や就職の支援など)施設・サービスなども併設される「総合的な虐待被害者の子どもの支援システム」です.
モデルは,NGO「SOSキンダードルフ・インターナショナル」
・・・詳細はこちら
児童関係では世界最大級のNGO.
(%エンピツ%) SOSキンダードルフ・インターナショナルとは・・・
・約440の「SOS子どもの村」.
・約5万人の子ども.
・支援者600万人以上.
・約400億円/年の事業規模.
さらに,
・ノーベル賞にノミネート;14回目
・FIFAとパートナー契約;ワールドカップの収益金から約27億円がSOS本部に寄付される予定.
NPO法人子どもの村を設立する会は,SOS子どもの村の日本支部となります.
SOS子どもの村では,里親をアレンジした形で施設が運営されていて(時間の関係で詳しくは聞けず),”お母さん”と呼ばれるスタッフが中心となって施設を運営しているとのこと.
”お母さん”の善意に一方的に依存するのではなく,NGO組織として年間80日の休暇を保証,その間は”お姉さん”と呼ばれるレスパイト(補助の職員)がフォロー.
給与もその国の平均給与より上,家付き,福利厚生が充実していて,村の中には退職お母さんの家もあります.
※ちなみに,日本の福祉制度では年間7日間の休暇しか保証されていない.となると,ストレスから施設における児童虐待という負の連鎖が生じてしまう・・・(%ショボ男%)
今後連携して資源調達をしていくことになりそうです(%ニコ男%)
(Nijinsky)