リーン・スタートアップ(創業という特殊なフェーズから資源と時間の無駄使いを取り除くための一連の取り組み).
最近よくワードがでてくるし,興味大.
※参考
2016年現在で考えられる、最もリーンな起業プロセス
http://leanstartupjapan.org/?p=861
というのも,個人的なソーシャルビジネスの創業経験でも同じことが言える感じで(シンクロ率93%くらい).
私が,まず,
○身近な小さな成功事例(お金を払うお客さん)をみせて
○固定費の洗い出し(=固定費を相殺できる方法を探す)
の2つを確認するのは,まさにこのリーンな感じだと.
みな同じ無駄な支出をし,ビジネスモデル症候群に陥ります(T_T)
ソーシャルビジネスやNPOの場合,ミッションという服を着た「私が一番症」も併発します.
そこに公的委託事業依存症(さらに深刻な公的委託事業評価最優先癌に進行しているケースも多々)も併発します.
この癌はすぐに転移します.超サラリーマン化したソーシャルビジネス(すなわち地域の課題に柔軟に対応できず,自らの存立基盤の核を理解できておらず,ゆえに,新規のサービスが生まれてこない,そんなシングルタスクのスタッフばかりになる),いわば工場の流れ作業のようなサービスが蔓延します.
政府や地方行政は,下僕が増えてしてやったりかもしれませんが,地域の生き残り戦略では大間違いです.中途半端な住宅都市だと,空き家が増え,不動産価値が暴落するでしょう.
7%のズレは,創業の地への意識がどうなんだろう?,という点.
日本のスタートアップって,根無し草な印象ですよね?
これって,ソーシャルビジネスやNPOでも最近増えています.
15年前と今を比べても,解決できた課題って殆ど無く,逆に深刻化・増加しているケースもあります.なのに,平気で創業の核を捨てるんですよね.
まあ,上記の公的委託事業関連癌を患っているので,治療は困難なんですが...
このあたりに違和感をずっと持っていて,例えば,ソーシャルビジネスの期限付きインキュベーションって概念が理解できない.
期限付きって???
根無し草推奨??
ある程度の空間が必要な(ケア系のサービスとか)場合,創業の地は大切にしてほしいのです.それが,事業をサステイナブルにするのだから.