パートナーシップ型の新規事業

事業を仕上げていく順番って,どうすれば共有できるのか?
パートナーシップ型の新規事業ってこの順番が難しい.
まず1番が決まらない...
最初から躓く(^-^)
何かが1番に決まって,次に2番が決まって,3番が・・・とつながらない.
大きな資金調達を伴う場合は,顕著に決まらない.

資金提供者は,事業全体(殆どは細部まで)の合意ができてからじゃないと決められない,と言う.
事業関係者は,資金の目途もたってないのに合意できない,と言う.しばしば,事業の採算性が確実になってから組みたい,とも言う.
ファンドレイザーの立場の僕は,事業の方向性の合意もないのに資金調達の交渉には入れない.

ただ,この10年のNPOの経験から確かなのは,単独で何かの新規事業を仕上げるのは,不可能といえるし,ナンセンスだ,ということ.
グローバル企業でさえ得意分野を持ち寄った業務提携が当たり前の時代に,市場規模が小さい弱小地域事業者が単独で行う,というのは,愚かというもの.

結局,「実際にやってみせてよ」ということなんだろうけど,
やってみせてよと当たり前のように言う事業体と組む選択肢は無い.
当然ながら,見てて,結果,役立つ経験を得ることは無い.
(見てるだけで出来るなら,みんなメジャーリーガーになれる)

チャレンジして自ら経験したことだけが将来に役立つ.

そもそも新しいことに最初に(≒一緒に)チャレンジする,というのが唯一の正解なはず.
(※全く新しいことをゼロからという意味ではなく,先人の経験に学びつつ新しいことに挑戦,という意味)

このグルグルを,ドカンとぶち破る器量の持ち主が,日本には数多く必要なんだよなあ...