定額給付金をNPOへの寄付に!

というタイトルのシンポジウムに参加(%左足%)

我らが副代表理事・柏木先生も講演.
笑いも挟みつつ,分かりやすい内容にフムフム(%ニヤ女%)

生活支援だ,経済対策だ,と言われて議論されている定額給付金.
ひとりあたり1万2000円,65歳以上と18歳以下には8000円が加算される.

高額所得者にも平等に給付されるというこのお金.
さて,給付された場合はどのように使われて社会を循環するのか.(%ニコ女%)

そんな中で,このシンポジウムでは
「NPOへの寄付」を促す提案,体制づくりへの課題などを焦点に討論.(%雷%)

話を聞きつつ,NPOで働く私自身,受給した場合何に使うかなぁ.と考える.
こういう”降ってくるお金”って,本当に使いにくい.

「給付金はNPOに寄付を!」と叫ぶなら,
受ける側のNPOの説明も明確にしなきゃならない.
でもSDFをやってて思うのは,やっぱり個々のNPOの説明力はまだまだ低い.
会計報告も整っていない団体も多い.
でも徐々に現場のサービスでは力をつけてきているのも事実.
NPOのサービスのクオリティは上がってきている.
NPOの現場にいるとそれは感じるんだけど・・・(%痛い女%)

じゃあ給付金の使途として,
いま現在「NPOへの寄付」を考える人はどれほどいるのだろうか.
スッと特定のNPOをイメージできる人は,きっと,,,少ない(%ショボ女%)

「NPOによって公共サービスが充実・活性化した」というモデルケースが少なすぎる.
きっと実感の無い人がほとんど.

いっそSDFで「給付金基金」作って,
どれだけのお金が集まって,どういう団体に寄付されて,
どういう使われ方をしたのか報告して,効果を明確に見せられたら,
ひとつ分かりやすい“結果”は出てくる気がする.
SDFとして政策提言する気は無いけれど,
給付金がどう使われてどんな効果があったかを見せる(説明する)
チャンスではあるかもしれない.
先日のSDFの理事会でも話題として出たように,SDFのひとつの役割ですな.

NPO側の未熟さも知りつつ,それに対して様々なジレンマもありつつ,
でも「資金さえあれば・・・」という実力ある団体もたくさん知っているだけに,
やはりNPOセクターへのお金の流れを作っていきたい気持ちは高まるなぁ.

うーむ,SDFがやれることはまだまだありますなぁ.(%ニコ女%)