ボランティア企画「河内木綿今昔」がはじまりました。
富田林寺内町の木綿商、
田守家につたわる初公開の品々、
結界の奥に番頭さんが帳簿を繰る姿が見えてきそうです。
ド迫力の合羽は、表は千鳥の絣、裏は縞地。
相当な重さだろうに、おしゃれ優先だったのか、
寒い時期の行商にはこれぐらいの厚みが必要だったのか・・・
ここ数年ダウンジャケットばかりの私がこれを着て旅したら、
きっと目的地につく前に肩こりで倒れていると想像。
村西徳子さんの美しい藍染河内木綿復元作品の
数々を、型紙と共に展示しています。
村西さんが主宰するNPO法人河内木綿藍染保存会(八尾市)では、
昔の文様を、昔の技法に現代的な技術を加えることで、
その美を現代によみがえらせています。
1月15日13時からギャラリートークを開催しますので、
こちらもお楽しみに。
そのほかにも、
もろみを濾して清酒をつくるための「酒袋」
布団地などの古布展示もあります。
ユーモアたっぷりな柄に、
どんな人が作ったのだろうか、と想像がふくらみます。
来場者プレゼントもあります!
河内木綿の綿の実(種)を
ご希望の方先着200名に差し上げます。
期間中、展示室奥のスペースには、「綿繰り機」を置いています。
是非一度綿繰りを体験してみませんか?
年内は27日まで。年明けは5日から開館します。
御来館をおまちしています。
いしとも