博物館ボランティアの松田さんから
狭山池と共同で世界文化遺産への登録をめざす、
韓国 碧骨堤(ピョッコルチェ)「地平線祭り」レポートが届きました!
行ってきました!金堤市・地平線祭り
新年明けましておめでとうございます。
博物館ボランティアの一人で松田と申します。
狭山池を通じて交流のある韓国・金堤(キムジェ)市で、
昨年10月に恒例の大農業祭「地平線祭り」が開催され、
その催し見学と交流を進めるツアーに初めて参加をしましたので、
簡単ですがご報告致します。
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旅行の主催は大阪狭山市都市間市民交流協会で今回が3回目。
三日間のツアー期間中、10月10日が「地平線祭り」の初日にあたっており、
この日のみ現地に滞在しました。
一行は専用バスで早朝にソウルを発ち、
金堤市に入ってからは観光地を巡ったあと市役所を訪問。
イ・ゴンシク市長をはじめ関係者の皆さんと通訳を介して挨拶が交わされ、
食事の場でも正式な来賓としての扱いを受けたのでした。
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会食後、碧骨堤(ピョッコルチェ)のある祭り会場へ移動し、
農耕文化博物館や会場内を散策。
夕方には野外ステージで催された開幕式に出席しました。
日が暮れていくなか華やかな舞台パフォーマンスが続くのを尻目に
夕食の店に移り、そこでもまた市関係者の皆さんと懇親。
スマートフォンがコミュニケーションツールとして活躍していました。
バスで2時間半ほど走り、12時前にソウルのホテルに到着。
まさにたっぷり?!交流の一日でした。
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碧骨堤一帯を中心に5日間にわたって行われ、
パンフレットを見ると毎日多彩なプログラムが予定されていました。
14年前に地元の「地平線米」をPRするために始まったという農業文化祭は、
稲刈りなどの農業体験・伝統の遊び・料理作りなど滞在しながら体験を楽しむプログラムが組まれ、
今や大きな観光地にもなっているようです。
韓国で唯一地平線が見えるというほど広い平野は、実りで黄色い景色でしたが、
稲刈りの後にはジャガイモなど異なる産物が植えられると聞きました。
他にも地平線ブランドの果物や野菜が多くあり
畜産も含めて農業を主軸に発展してきた市だと実感されました。
古代堤をめぐる現代の風景はそれぞれの国でまた異なるようです。
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