大滝ダム(奈良県)視察

4月26日(金) (%晴れ%)

淀川左岸水防事務組合では毎年各地のダムや河川を
議会議員治水視察しています。
今回は奈良県川上村の大滝ダム視察です。
大滝ダムは表示板にあるように多目的ダムで、
紀ノ川の治水、奈良市・和歌山市などへの利水、
出力1万500キロワットの水力発電を行います。

ダムは 高さ100mの重力式コンクリートダムで
下から見上げると迫力があります。
係員の概略説明では 東の八ッ場、西の大滝
と言われるぐらい強烈な反対運動がおこり、また
補償交渉が極めて長期化したほか、完成直前に
貯水池斜面が地滑りを起こし対策に時間がかかる
など完成までに50年の歳月を費やした日本の
長期化ダム事業の代表格。
昨年(平成24年6月)完成し治水目的の供用が開始された。

大滝ダム視察のあと、「森と水の源流館」へ
川上村の奥地に500年以上も手つかずの森が
残っていて、この森740haを川上村が買い取り
吉野川源流「水源地の森」として守られています。
村民はもちろんのこと下流の人たちの為にいい水を
と努力されていることに敬服しました。

(%エンピツ%) よしむら