災害救助 こぼれ話

7月21日(日)(%晴れ%)

防犯関連の行事がちょっと間が空いていますので、これまでに撮った写真を見返していたら、こんなのがありましたので、災害救助のこぼれ話としてご紹介したいと思います。

海上自衛隊で最大級排水量を誇る護衛艦が昨年9月、神戸に寄港しましたので見に行ってきました。
護衛艦「ひゅうが」DDH-181(13,950t)です。この船は艦橋を右舷に寄せた全通飛行甲板になっており、同時に複数ヘリの発着艦行動が可能で、見た目も実質的にも日本の空母です。

マスメディアではあまり報じられていませんが、東日本大震災の救助、支援に大活躍しました。最新の情報関連機器を搭載したこの船の高度な指揮管制、航空機管制能力を活かして捜索救難はもちろん、被災地支援の指揮中枢、洋上中継基地となり、米軍が展開してくれた「トモダチ作戦」の指揮・連携、また膨大な量の救援物資の一時集積、仕分け、輸送拠点となるほか、被災者の方々の入浴や歯科治療等々の活動にあたりました。

旅客ターミナルビルより大きいので舳先からは撮れませんでした。

艦内の格納庫からヘリ用の巨大な昇降機(プラットホーム)に乗ります。床が上がって天井の大穴に出れば全通飛行甲板です。幼少の頃、夢中になった「サンダーバード」の”ノリ”です。
一般の関心も高く、高齢の方や女性の見学者も多かったです。

奈落から舞台にせり上がるように、ここにヘリコプターが出てきます。この日は大勢の見学者を乗せてくれます。

ここは港の突堤ではありません。「ひゅうが」の船上です。広いです。塔の様なものが艦隊の中枢となる艦橋です。

士官の方に艦内の食事で一番美味しく楽しみなメニューを聞いてみました。海軍定番のカレーか肉じゃがと思いきや、なんと意外にスパゲティとのことでした。なんでも横浜でお店をやってたシェフが乗り込んでらっしゃるそうです。

いざという時には頼りになる超巨大スーパーメカですが、まず災害直後に助かっていなければなりません。もしもの発災後は個人、家庭、そして地域で72時間は頑張りましょう。その後は何とかしてくれそうです。
そのために日頃の防災対策に加えて「地域におけるコミュニケーション」も大切ですね。

深江では今年も夏から秋にかけて楽しいイベントがめじろ押しです。9月には防災訓練もあります。
どんどん参加して地域のコミュニケーションをさらに高めましょう。

(%エンピツ%)ゆば