先日、前原国土交通大臣がベトナムに行き、
ハノイーホーチミン間の高速鉄道に
新幹線方式の採用を売り込んできたが、

ベトナム国会により、
この方式は否決されてしまった。

http://www.asahi.com/business/update/0620/TKY201006190349.html

理由は、巨額の事業費がかかってしまうことだが、
他にも、他の国の激しい売込みなども
理由の一つとして考えられている。

10月の議会に、もう一度取り上げられるそうなので、
改めて、ベトナムに合うような案の練り直しが
必要になるだろう。

その一方で、このようなニュースもある。

http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010062701000162.html

こちらより抜粋。

地上デジタル放送の規格をめぐり、
ブラジルのルラ大統領は
7月上旬のアフリカ歴訪に際し、
南アフリカやタンザニアなど17カ国に
日本方式の採用を働き掛ける意向を決めた。
国営ブラジル通信が
大統領顧問の話として26日報じた。

大統領顧問によると、
アフリカ南部の経済的統合を目指す
南部アフリカ開発共同体(SADC)=15カ国で構成=の技術担当者は
日本方式の採用に前向きといい
「欧州方式は競争力を失いつつあるのを
欧州自身が分かっている」などと述べた。

ブラジルは06年に日本方式の採用を決定。
中南米での普及を進め、
これまでに中南米諸国とフィリピンの計9カ国が日本方式を採用した。

日本の政治家が、トップセールスをする一方で、
ブラジルの大統領が、セールスをしてくれている。

これは本当にありがたいことで、
日本の技術があってこそ、
実現していることである。

日本の確かな技術を広げるために、
その技術を高いレベルで持続させること、
その国の人に、理解を深めてもらうこと、
そして、その技術が、
外国で、その国の人の為に、確かに役に立つこと。

それを政治の力で、実現させていきたい。