カンボジアから来た留学生 その2

前に、カンボジアから来た留学生の話を書いたが、
今日は、また、違う留学生について、書いてみる。

今回は、関東の地方都市の
日本語学校で勉強している
カンボジア人留学生について。
彼は、カンボジアで、もう5年も日本語を勉強していて、
今は、日本に来て、約1年。

カンボジアにいたときに、
とある学校で勉強して、
成績がよかったからと研修に連れて来てもらった日本で、
研修という名で、
飛び込み営業をさせられたという経験を持っている。

自分も営業の仕事をやっていたことがあるが、
これほど辛い営業はない。

そんなこともあり、
すごく粘り強い学生だったのだが、
日本に来て、一番苦労したのが、
アルバイトを見つけることだったそうだ。

日本語学校からも
アルバイトを紹介してもらえるのだそうだが、
それらのアルバイトは、
中国人やベトナム人にすぐに決まってしまい、
本人が優しいこともあり、
(年がちょっと上なので、周りを気遣って、という事情もあり)
なかなかアルバイトが見つからなくて、
お金がなくなって、かなり苦労したそうだ。

最近の東京のコンビニや居酒屋、牛丼屋は、
店員の多くが外国人だ。

中には、日本語のレベルが低くて、
仕事に支障が出ている外国人もいる。

店ごとに対応している場合も多いが、
このような外国人を指導するマニュアルを作っていくことも
必要な気がする。

日常会話は話せても、
仕事で使う言葉は、またちがう。

居酒屋用語など、
簡単なマニュアルがあれば、
大手ではなくても、
対応が可能ではないだろうか。

日本人の失業率も問題があるが、
特に、日本人がやりたがらない仕事をしている外国人に対しては、
丁寧に対応していくことが必要にある。

これは、上に書いた、コンビニや居酒屋用語だけではなく、
工場で使う言葉、農業の言葉、介護の言葉、IT用語など
元になるものを作って、
それぞれの機関で、更に合う形に持っていくのが、
一番有効だ。