地域の身近な頼りになる窓口を目指して・・・ディサービスセンター志染が変わります!

平成22年5月より、毎月1回のペースで職員研修を重ねてきました。
テーマは、「施設におけるボランティアコーディネート」。
ボランティアコーディネートとは、ボランティアの支援・調整などを行うこと。

まずは、現状を捉え、課題を整理。

「理想とするディサービスセンターにしていくにはどのような取り組みをしていかなければならないのか?」をテーマにワークショップ形式をとりながら、職員の意識統一も図りつつ4つのグループに分かれて企画書を作成。
先日、模造紙を使ってポスタープレゼンを行いました。

<現状と課題>
利用者の増大などに伴い、介護、介助のサービス業務に追われ、利用者さんのお話すら丁寧に聴くことがしにくい。
地域の方やボランティアさんの出入りが少ない。

<解決後のイメージ>
多くのボランティアさんや地域の方々を巻き込みながら、利用者さんの生活に豊かさをもたらす時間が充実している。

<アクションプラン>
①ディサービスセンター志染のイメージチェーンジ★
「ディサービスセンター=身体が悪くなったお年寄りがいくところ」というイメージを脱却し、地域住民の方々が気軽に出入りでき、何でも気軽に相談などができる拠点を目指したい。
第1回目のプログラムは、カルチャーセンタームード満載の「陶芸教室」を実施する予定。陶芸好きなディサービスセンター利用者も、陶芸教室に申し込まれた参加者もディルームではない別室で講師を招いて陶芸に親しむ内容になっています。

②折り紙を使って巨大ちぎり絵づくりに挑戦!
ちぎり絵を趣味とされている利用者が多いことからちぎり絵をする機会が多いディサービスセンター志染。しかし、利用者さんとじっくりと一緒にちぎり絵を楽しむことが職員ではしにくい状況。
そこで、今までに作ったことがない、見たことがないような巨大ちぎり絵を一緒に作る機会を設け、市内公民館等でちぎり絵されている方々や趣味でちぎり絵をされているお若い方々にも参加していただこうという内容になっています。

③高校生、大学生いらっしゃ〜い!
高齢者世帯、一人暮らしの利用者さんが増えつつある現状から家族形態の変化が顕著にうかがえる。そのため、孫、ひ孫世代となる若い世代との交流も希薄になっている。
そこで、次年の秋の大運動会を利用者、高校生・大学生と共に企画し、準備、実施する。そうすることでコミュニケーションを通じての交流はもちろん、種目も利用者の状況に応じたものを選んだり、変えたりすることで相手を想いやる、理解する機会につながることも期待できる内容になっています。

④クリスマス交流会〜ディサービスでハッピーXmas〜
日々のディサービス業務を通じ、孫やひ孫と同居されていても家庭の中で孤立を感じている高齢者が多いように感じることがある。また、遠方に孫、ひ孫さんがいらっしゃる利用者も多くなかなか会う機会がない。
そこで、地域のこども達と利用者さんが交流を深めることができるディサービスを目指し、まずはこども達と一緒にクリスマス会を楽しむ内容を計画しています。

研修では自分やグループの想いを具体的に書く作業が多く、文章にすることの難しさに気付く機会ともなりました。
企画のワークショップは終わりましたが、地域に溶け込むディサービスを目指し、これからが本番と意気込むディサービスセンター志染のアクションプランに注目です。