10月15日(金)さわやかな秋晴れの朝、みきファミリーサポーター「ぶらんこ」が支援している『ママのおしゃべりタイム』に行ってきました。
『ママのおしゃべりタイム』は、お母さん同士でのおしゃべりや、スタッフとのおはなし等を楽しみながら情報や元気を得てもらう事を目的に作られました。子育て中のお母さんが、「ちょっと疲れたなぁ」「お友達がほしいなぁ」「誰かにちょっと聞きたいんだけどなぁ」と思ったときに子どもたちと一緒に気軽に参加できる癒しの空間なのです。
オープンの10時半になると、かわいい子ども連れのお母さんたちがちらほら…。あっという間に会場は親子連れでにぎやかになり、あちらこちらで笑い声があふれます。部屋の中で広げられたおもちゃで遊ぶ子どもたち、雑談中のお母さん、みんなでゲームや体操をするわけでもなく、開催時間中であれば自由に出入りができ、お友達ができる場所。まるで、昔でいう「井戸端会議」の広域版のようです。
ぶらんこのメンバーは、専門家ではありませんが、三木市が主催する子育て支援者を養成する講習を受けた、子育て経験のある先輩ママです。お母さんたちがお話で盛り上がっている時は子どもたちに目を配り、一人でいるお母さんがいればいつの間にかそっとそばに寄り添いお話しを…。まさに子育てママをやさしく見守る応援隊。
ママのおしゃべりタイムに来られたお母さんたちは、「子どもを連れて公園へいっても誰もいないことが多くて、お友達がなかなかできない。ここだとすぐにお友達ができます。」「近所に同じくらいの子どもさんがいなくて…。」「ここで出来たお友達とは、ここ以外でも一緒に遊んでますよ!」と、親子共々が友達をつくることができる環境にとても喜んでいる様子。毎日子育てに奮闘しているお母さんたちにとって、悩みや不安を打ち明けられる存在がいるということはとても心強いですよね。
ここ最近では、1歳未満の子どもを連れて来ているママの姿も少なくないそうで、少子化、核家族生活や転勤族の増加など、子育て事情が変わってきていることを感じさせられました。児童虐待などの悲しいニュースが絶えない昨今、孤立しがちな子育てママたちの心の拠り所として、ママのおしゃべりタイムのような子育てを応援してくれる地域の居場所は今後ますます重要になってくるのではないでしょうか。子育ての大変さも素晴らしさも十分に経験したぶらんこメンバーのエールは、子育て中のママたちに着実に届いているようです。
ボランティアアドバイザー 久野 加寿美