阪神淡路大震災から16年。専門職としての取り組み。

1月17日、忘れることができない日。
阪神淡路大震災から16年。6000人以上の方が亡くなられました。

あれから受けつがれる「防災」。

日ごろ福祉サービスを利用されている災害時要援護者の生命と生活を守るため、地域と共に災害時要援護者の避難を支援すること、社会的に必要とされる介護サービスの業務を継続すること、そして社会福祉分野で働く者としての使命に基づき、地域社会に根ざした事業所として社会資源となり、地域支援を行うことを目的に、災害時における関係機関等との連携、専門的な対応について研究を行う「災害時要援護者支援プロジェクト研究会」がこの趣旨に賛同する三木市社会福祉協議会職員もしくは三木市内介護サービス提供事業所職員14名で発足しました。

1月7日に行われた第1回目の研究会では、家族や地域の助け合い等によって避難所へ避難してきた災害時要援護者の様子を専門職が把握し、心身の状況に合わせた生活環境の避難先に移動するスクリーニング(振り分け)を行う必要性があることから、大規模災害に備え、広域応援も視野にいれた仕組みづくりを行っていく第1歩として(仮称)プレ・トリアージ・タッグ(振り分けダッグ)を検討しました。

活用できるサービス(介護保険等)を活かしながら支援していくことを軸にタッグづくりを進めると同時に災害時における介護保険等の制度対応やその事例についても研究していきます。

タッグは、1月30日に行われる細川町地域防災訓練で試行され検証し精度を高める予定です。