新潟県阿賀野市主催、「安全で安心なまちづくりシンポジウム」及び「地域安全マップ講習」に協会から3名の指導員が訪れました。阿賀野市は平成17年にもマップ作りを行っており、指導員3名中2名はその時にも行っているためとても懐かしい気分でした。午前のシンポジウムでは「子どもを犯罪から守るために」というテーマで、お集まり頂いた地域の方々に地域安全マップの理論的な部分をお話しさせて頂きました。午後は、実際のマップ作り方法の説明からフィールドワーク、マップ作りまでを行いました。
【1班】
1班は今回唯一男性だけの班構成でした。担当指導員は「男性だけとは思えないような地図を作りましょう」と呼びかけ、完成した力作。今回は時間の関係でマップ作成時間が1時間と短めだったのですが、それでも自分たちで地図もコメントもしっかりと書きました。地図を見ると、壁が高い通りや駐輪場、公園など様々なポイントをチェックしたことが分かります。
【2班】
2班は女性1名、男性5名の6名班。フィールドワークに出ると、「こういう視点でまちを見るとまったく違うね」「ポイントを考えずに通っていたら普通に通り過ぎちゃう」と、実際に自分たちで探すことの重要性を体感して頂けたようです。コメントも、細かく、丁寧に書いて頂き、本当に素晴らしい一枚ができたと思います。見ているだけ、知っているだけ・・・とはまったく違う、地域安全マップの効果を実感して頂けたかなと思います。
【3班】
1・2班も数名は午後からご参加頂いた方が入っていますが、3班は全員午後スタート。ですが、そんなことはまったく感じさせないマップができました。フィールドワーク中も、キーワードの意味を考えながら、一つ一つをじっくりと調査しました。マップ作りの際は、短い時間にも関わらず、タイトルにもこだわりました。まち歩き、マップ作りの作業を通じて、「場所で考える」ことの重要性を認識して頂けたようです。
冒頭にも書いた通り、阿賀野市には平成17年以来の訪問でした。当時の写真なども見せて頂き、とても嬉しく思いました。今後、今回ご参加頂いた方を中心に、もっともっと「安全・安心」への取組が広がっていったら良いなと思います。