小宮教授が地域安全マップを開発して10年、今回は小宮教授にとっても、学生にとっても、そして私たちにとっても初めての海外実施でした。会場はソウル日本人学校。小宮教授と学生が8名、そして当協会から2名のスタッフが指導員として訪れました。当日は5年生の子どもたちが8班に分かれて日本と全く同じプログラムを実施。海外は初めてということで、事前のお打合せなどでも色々とお手数お掛けしてしまいましたが、教職員の皆様の多大なご協力のおかげで、とても良いプロジェクトになったと思っています。ご協力頂きました全ての方に深く感謝致します。
【1班】
出発した瞬間から、「あそこは危険そうだね」「こっちから見たらどうだろう?」などと班員が議論をはじめ、しっかりと考えている様子が伝わってきました。マップ作りは、何度やり直しになっても誰一人としてめげることなく、分かりやすい言葉で最後までしっかりとコメントを書いてくれました。
【2班】
フィールドワークの時間は1時間半でしたが、その中でガードレールや公園、集合住宅付近など、様々な事例を見つけてきてくれました。子どもたちがみんな積極的で、覚えたばかりの「入りやすい」「見えにくい」というキーワードを当てはめながらどんどん理解していってくれました。
【3班】
完成した地図を見るだけで、一枚一枚コメントを丁寧に書いてくれた様子が伝わってきます。また、小宮教授が授業の中でホワイトボードに書いた「鳥」の絵を気に入ってくれたのか、マップの中のコメント用紙や飾りにも活かしてくれているようです。見ている人も楽しくなれるような一枚になりました。
【4班】
全員が声を掛けあい、困ったときは手助けしあいながら仕上げた一枚です。全員が集中してハイペースで作業が進んだので、余った時間に子どもたちが指導員に韓国語を少し教えてくれたようです。全体でもそうですが、遊ぶときは遊ぶ、勉強するときは勉強するととてもメリハリのある子どもたちでした。