20191102 糸魚川マップ

2019年11月2日(土)、新潟県糸魚川市において地域安全マップ作り講習会が開催され、協会認定講師1名と、指導員5名の計6名で伺わせて頂きました。「マップ日和」とも言えるような、暑くもなく寒くもない、とても良い天候に恵まれ、3枚の素敵なマップを完成させることができました。受講された方々は熱心な方ばかり。今回伺った指導員はこれまでに数多くの指導を経験している者ばかりでしたが、どの指導員も受講者の積極性や素晴らしいコミュニケーションの取り方に驚いていました。

【1班】
フィールドワーク中に自ら発言して下さる方が多かったとのこと。また、ゴミの散乱や落書きなどがなく、担当した指導員はきれいに整っている地域(心理的に見えやすい)という印象を持ったそうです。完成したマップは一つ一つに本当に丁寧にコメントが添えられています。発表会では、「問題意識を持って見てみるとこれまでと違う視点で考えられる」「子どもの目線になってみると危険な場所も多くあった」「神社の境内をきれいに掃除してくれている人がいて、そういった方々が安全を守ってくれていると思った」などの感想を頂きました。

【2班】
フィールドワークを行っていると、受講者と地域住民が声を掛け合ったり手を振ったりというシーンが多くあり、担当した指導員は地域の繋がりを強く感じたそうです。タイトルを書く用紙をクマの形にしたり、道路に色を付けてみたり、完成したマップも見ていて楽しい一枚に仕上がりました。受講された方からは、「死角がなくても、視線がなくて見えにくいこともあるということが理解できた」「草の根で広がっていってほしい」「子どもたちに教えるために、しっかりと学び、子どもの目線に立って考えることが大切だと思った」などの感想を頂きました。

【3班】
住宅があまりないエリアと住宅地を調査しました。木がうっそうとしていて周りからの視線がない「見えにくい」場所もある一方、ロープが貼られた「入りにくい」場所や視線が感じられる「見えやすい」場所も多くあり、色々な気づきがありまsた。フィールドワーク中に理解を深めていたので、マップ作りのコメントをすぐに書くことができました。発表会では「ピンポイントの場所を特定するのではなく、キーワードで見分けるということがよく分かった」「車で回るだけでは気づけないことに気づいた。景色の見え方ら変わった」などの感想を頂きました。

発表会では、時間が許せば参加頂いた方全員に一言ずつ感想を頂いています。今日の発表会では、景色の読み解き方、マップの魅力、ポイントとなることなど、私たちが「伝えたいこと」がしっかりと伝わっていることが分かり、本当に嬉しかったです。参加した指導員も「発表会を聞いていて胸が熱くなった」と言うほど。これも皆さん気づかれていましたが、「作って終わり」ではなく、これを今後にどう活かしていくのかが大切です。それぞれの立場でできる「安全への取り組み」に、犯罪機会論の考え方を少しでも取り入れて頂ければと思います。今回主催頂きました糸魚川市の皆様、ご参加頂いた方々に心より御礼申しあ上げます。

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