2021年3月13日(土)、杉並区の小学校にて地域安全マップのまとめの授業をさせていただきました。昨年12月に事前授業を行い、その後フィールドワークやマップ作りをするために学校側も準備をされていましたが、新型コロナ感染拡大の状況を見て中止になりました。そのため、子どもたちは冬休みに各自が保護者と一緒に近所の景色を見て危険について考察。例年と同じようなプログラムはできませんでしたが、コーディネーターの皆様や先生方が色々と工夫をし、振り返りを行ってくれていたため、まとめの授業もスムーズにできました。
【2組】
3クラス別々に授業を行いましたが、その最初が2組さん。「私のこと覚えてる?」との問いに「覚えてるよー」と元気に返事が返ってきました。ちょっとした小ネタまだ覚えていてくれて、子どもたちの記憶力にビックリ。12月の授業の復習をしてから応用問題に進むと、初めて見たクイズでもしっかりと考えて答えを導き出してくれました。私の勘違いで10分も早く終えてしまったのが申し訳ない限りでしたが、「地域安全マップについては大学生レベル!」「ちゃんと理解できた」と胸を張って答えてくれる子どもたちに救われました。
【3組】
3組さんは、「自分が見つけた危険」「どうしたら良いか、どう思ったか」を最初に発表してくれました。教室の前に立って発表するのは初めてとのことでしたが、メモも見ず、しっかりと前を向いて自分の言葉で話せていました。「街灯をたくさん設置したら良い」「人通りが多いところを通りたい」という感想を述べてくれた子もいたので、まとめの話では「明るいだけで安全とは言いきれない」「人が多すぎるところは危ない」ということを中心に教えました。クイズを用いながらの説明で子どもたちもしっかりと理解してくれたので良かったです。
【1組】
最後のクラスは1組さん。どんな危険を見つけてくれたのか聞くと、たくさんの子どもが手を挙げて「○○公園には入口がたくさんあって入りやすいから危ない」「○○は木が多くて周りから見えにくい」など答えてくれました。また、他の景色も思い浮かべて、その場で「○○も危ないかもしれない」と考えてくれる子もいて、感激。12月の授業の復習でもスラスラとキーワードが出てきます。発想力に優れた子どもたちなので、たくさんのやり取りを通して授業を進めることができました。「今日、早速家族に教える!」と言ってくれた子どももいて何よりです。
例年とは異なる特殊な環境の中で、できる範囲で精一杯取り組んでくださった学校、授業をコーディネートし、地域安全マップの本質を理解した上でたくさんのサポートをしていただいたコーディネーターの皆様、フィールドワークやマップ作りができない中で、代わりになるカード作りなどを行い子どもたちの理解を深めていただいた先生方に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、スタート授業もまとめの授業も積極的に参加して、個別であってもキーワードを使いながら調査し、素晴らしいカードまで作り上げてくれた子どもたちに大きな拍手を送りたいと思います。
※地域安全マップ協会はFacebookでも情報発信しています。
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