2021年11月13日(土)、埼玉県朝霞市にて「指導員養成講座」が開催され、講師1名と指導員2名で伺いました。この講座は「1回で終わり」というものではなく、「受講された方々だけでも子どもたちの指導ができるように」と複数回受講される方もいます。大人を対象とした指導員養成講座、その講座を受講された方々と協会指導員が一緒に子どもたちを指導するフォローアップ研修、受講生のみで小学生への指導を行う…というように、レベルアップしている方が多く誕生しています。この「朝霞モデル」は理想的で、他の地域でもぜひ広げていきたいものです。尚、この講座の参加者には協会認定の修了証が授与され、3回受講されると「協会認定指導員」のバッジがプレゼントされます。当初はここまでの想定でしたが、何度も参加されている方が複数人いること、その方々だけで小学校での指導実績もあることなどから、史上初「協会認定指導員リーダー」の認定証を5回以上の参加者にお渡しいたしました。この認定証は今回の講座の最初にお渡ししました。「指導員リーダーなので、今後も他の参加者に子どもへの指導のノウハウを教えてあげてください」という気持ちを込めて。初参加者もベテラン参加者も、市の担当者も指導員も、とても熱心に意見交換しながら、素晴らしいマップを作ってくれました。
【A班】
フィールドワークでは、初めて参加された方もベテランの方も、「講義の時に聞いたのはこういう景色に近いかもしれない」とか「この道はかえって油断しそうで危ない」など、様々な視点で意見を出し合っていました。「騙し」の手口の話などもして、リアリティのある内容になったと思います。マップ作りも楽しそうに取り組んでいました。発表会では、「子どもをどうやって守ったら良いかずっと考えていたので、参加して良かった」「想像していたよりも楽しかった」「なにより協力してできるのが良い」「景色を見て気づきがあった」などの感想をいただきました。子どもたちが読みやすいようにとルビを振ったりイラストを付けたり…と、工夫も見られます。
【B班】
B班には初参加者はいなかったので、フィールドワークも「ここは入りやすいね」「ここは物理的な見えにくさがある」といったように、積極的にポイントを見つけてくれました。担当した指導員も「私がいなくても大丈夫」と思ったそうです。マップ作りでは、いつもよりも厳しめにコメントのチェック。班の全員が「コメントを書くのは何度やっても難しい」と感想を述べるほどでしたが、これは「もっともっとレベルの高いものができる」という期待からです。せっかく来ていただいたのだから、年々レベルアップしたコメントにしようということで担当指導員もかなり熱心に指導していました。その成果も十分に完成したマップから伝わってきます。
感染症対策の観点から通常より短い時間での開催となりましたが、今回の講習会もとても内容の濃いものになりました。講義も講評も、通常の講座ではしないような話までできました。初参加者の方にもリピーターの方にも、何かしらの「新しい視点」をお伝えできていれば幸いです。ご参加いただいた方々、各種調整やご準備などご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
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