【主催者】津市ボランティア協議会
【目的】大雨により甚大な被害を受けた兵庫県丹波市の復興支援のため。
【活動場所】兵庫県丹波市石島町徳尾の被災地。市島災害ボランティアセンターの指示による。さらに、活動中に、別の場所の依頼を受けた。
【日程】平成26年8月31日(日)
【募集対象者】18歳以上の健康な方。県外を含め津市外の方も参加可能。
【ボランティア活動保険】今回時間的余裕が無く、丹波市により加入可とのことであったのでボランティア保険加入を求めなかった。ボランティア活動保険未加入者は、予め丹波市丹波市に送った参加者名簿をもとに丹波市の費用で加入。
【参加者】21名。(男性15名、女性6名/津市18名、鈴鹿市1名、四日市市2名)
※「チーム津」のボランティアバスは、参加費+不足分は団体の自己資金で運営するので、居住地制限を設けていない。
【告知方法】8月27日に、新聞各社にファックス。28日に朝日に、29日に伊勢に掲載。それと並行し津市民防災大学修了生、以前のチーム津のバス乗車者、津市ボランティア協議会のサークルにメール等。
【集合場所】津市役所 リージョンプラザ玄関前(津市西丸之内23-1)
【駐車場】マイカーは津市の許可を得て、津市役所の立体駐車場最上階に駐車。ただし、ナンバーを事前に報告しておく必要があった。
【参加費】4000円。 ※バスの運営費用については、公的な資金援助が無いため。
【昼食・飲み物等】
高速道路のコンビニのあるサービスエリアに立ち寄り各自購入した。
※ボランティア本部にも無料のペットボトル入りの水が用意されていた。
【服装・持ち物】
受付時に必要な持ち物は以下のとおりとアナウンスした。
・衣類(着替え、作業着(長袖・長ズボン)、合羽)
※今回の現場ではかなりの泥汚れが想定されます。必ず着替えを持参ください。帰路報告のために立ち寄る現地災害ボラ本部に更衣室があります。
・靴(作業用長靴、安全靴、安全中敷きなど)・帽子・手袋(軍手、ゴム手袋)・タオル・健康保険証(コピー可)
※スコップ等の作業資材はすべて現地で準備されていますので不要です。
【主催者が持参したもの】
タオル少し、スキンガード、塩飴、手洗い用の液体石鹸、消毒用ジェル、救急箱(絆創膏、消毒薬、ピンセット等、ポイズンリムーバー(蜂にさされた時に毒を吸い出す注射器のようなもの))、金属製の靴の中敷(必要な場合に有償で提供)、ホコリよけマスク、活性炭入りマスク、ゴーグル少し、ゴムのイボイボ付き軍手、使い捨てビニール手袋、(マスク、手袋等は全員分準備)、怪我した時用のミネラルウォーター、細いロープ、万能ハサミ、プライヤー。(バッグに入れて現場に持参)、ビニールゴミ袋(汚れた長靴を車内に積み込む場合やシートの汚れ防止に使用)
【申込方法】認定NPO法人日本災害救援ボランティアネットワークの協力を得て電話にて受付。
西宮市櫨塚町2番20号 西宮商工会館南館 Tel0798-34-9011 fax0789-34-9022 http://nvnad.main.jp/
当初津市社会福祉協議会との連携を相談していたが、8/27に津社協は連携しないとの連絡があり、急遽受付を日本災害救援ボランティアネットワークにおねがいした。
【申込期間】8月28日(木)10:00から8月29日(金)17:00まで
【活動内容】
5:50 津市役所前集合
6:00 出発
車内で各自マイクを使い自己紹介
途中、コンビニのあるサービスエリア2箇所(名神草津PA、中国道赤松PA)に寄り、各自昼食・飲料等を購入。
9:00頃 丹波市災害ボランティアセンター市島サテライト着。(9/1からは、春日本部ボラセンを閉鎖し市島に統一との事)
リーダーが代表で受付。(参加者名簿はあらかじめファックスしてあるので、持参用具リストを記載するだけ。持参用具も無し)
ボランティアセンターには多くのボランティア集まり、ボランティアが派遣されている現場は全部で18ヶ所もあり、そこにボランティアセンターが用意したマイクロバスで送り込む。この複雑な手順のため混乱。
個人参加したボランティアはここで登録し、説明を受けチームが編成され現地に。
最初からマイクロバス等で到着したチームは、活動地の指示を受け、案内の職員が同乗し現地に行く。(われわれは本部の負担軽減と時間の短縮のために、観光バスで直接現場に行く事にした)
ようやくオリエンテーションを受けが、リーダーが一人で簡単な説明を受ける。
その間に、メンバーは各自トイレ等を済ませる。飲料水・お茶の無料配布あり、バスの座席には汚れ防止のゴミ袋をかぶせる。
しかし、活動場所の指示の混乱のため、作業現場の指示を受けスタートするまでに40分ほど要した。
※注記・混乱と記載したが、ボランティアセンタのスタッフ(丹波市社協の職員、周辺市町の社協職員、兵庫県社協、ボランティア)は、懸命に誠実に仕事をされている。現場の複雑さ、多数のマイクロバスの運行管理、短時間に集中する朝の受付、さらに私達の参加したのは、特に人の多い日曜であったなどで、混乱は仕方の無いことであるとも思う。
9:50 丹波市災害ボランティアセンターを出発、活動地へ。バスに社協職員が同乗して案内。
途中の橋が流されているので、迂回や交互通行あり。
10:15 作業現場着
現地では自治会長とお会いし、活動の内容の説明を受ける。
30分ごとに全員揃って10分間の休憩(熱中症予防のため)
作業道具(剣スコ、角スコ、クワ、ツルハシ、一輪車、土のう袋は現地に置いてあった)。
作業①
道路際のお宅の裏に流れ込んでいる泥(かなり水分が抜けている。狭いために重機が使えない)を外に出す作業開始。
作業場所が狭いため、土のう袋に土を詰め、そこから手渡しで2メートル位高い裏道に運び上げる。裏道で一輪車に積み込み、15メートルほど下がった広い道路際に土のう袋を積み上げるという作業。積み上げた土のう袋は、行政や業者のトラックで頻繁に回収していく。積み込みは手作業。
作業②
①の作業とは別に、敷地裏側側溝の泥出しも依頼される。この作業は数人によって短時間で終了。
12:00〜13:00 昼食・休憩。作業場所のお宅の駐車場と空き部屋を提供していただいた。
13:00 作業再開
作業③
お宅のご主人が、明日から新学期で子どもが通るのでとの話があり、歩道の土を清掃した。
作業④
1軒目の作業中に、その家の裏(1段高い)お宅からもボランティアの依頼があり、半数ほどを振り向ける。(後に、①の作業が終了した者も合流) 自宅横の作業小屋の裏側に泥が流れ込んでいる。(これも水分がかなり抜けている。)ここも作業場所が狭く、側面チームと裏側チームの二つに別れる。特に側面チームは一輪車も使えない狭さなので、バケツリレーとなる。
この作業については、ボランティアセンターから指示を受けた作業ではないので、センターに電話し指示を仰ぎ、了解の上作業を実施。
作業中、現場の安全確認のため、萩野、横山が裏山に上り、地割れ等を確認。兆候がなかったので作業を継続とした。(横山は、自分の住む地域で発生した地すべり時の復旧作業を経験)
14:45頃 作業終了
着替え(現地で部屋を借りることができた)と道具洗い。
また、水道もお借りし、長靴の清掃や手洗い等も済ませる事ができた。
15:15 現地出発
ボランティアセンターへ報告(リーダー萩野・副リーダー横山の2名)作業②の現場が終了しなかったので、作業継続の旨と依頼者記載の書類を渡して申し送った。
他メンバーは道の駅で待機。(おみやげ買い。道の駅がインター近くにあり、活動報告の時間を活用しようと、参加者からの提案があった)
16:05 萩野・横山合流後、道の駅出発
車内で本日の感想について各自マイクで感想を述べあう。
途中、サービスエリア(1カ所)で休憩
19:10 津市役所着、解散
【現地に用意されていた道具】
最初に入ったお宅の駐車場に、スコップ、クワ、一輪車、ツルハシ、土のう袋が置かれていた。ただ、泥を土のう袋に入れて運びだすという作業のため、土のう袋が不足する懸念が有り、また、もっとクワがあれば能率があがるということで、ボラ本部に電話しもって来てもらった。
【実施主体】津市ボランティア協議会
事務局所在地 津市大谷町301-1 会長 萩野茂樹
Tel.059-225-1837 fax.059-221-5388 E-meil hagino@mint.or.jp
報告者 萩野茂樹