H22年度 福岡県青年の会等に関するアンケート調査集計結果(意見)

<青年の翼事業及び青年の会に関しての意見>
◎グローバルウイングに参加した人と偶然再会したり、何かのイベントで出会った人がグローバル参加者だったりと、グローバルウイング参加後は、人と人との縁を感じることが多くなった。

◎船の頃と翼の頃では全くカラーが違う。昔からのやり方を続けるのは無理があると思う。

◎「地域活動に積極的に参加するとはどういう事なのか?」「青年の会とは?」事前に明確に伝えられなかったし、海外で体験してきた事と会の活動が全然つながらない。研修中に築いた人間関係もほとんどゼロになる。社会人で参加した人たちは最初から無理といった感じで逃げ出し、会の活動内容も「やりたい」より「やらなければいけない」と思えるが、それがボランティアと呼べるのか?

◎青年の翼に参加する事と地域活動を行う青年の会の活動に参加する事は、全く目的が異なる。青年の会は単独で広報やPR活動を行い、活動を広げるべきだと思う。

◎青年の会の活動が海外研修前からなかったと思うので、海外研修後も青年の会との関わりがよく分からなかった。会が社会に役立つ活動が出来るのであれば、存続して欲しいと思う。

◎地域を「知る」「関わる」という経験をさせて頂いたことで、ボランティアへの関心を持つ事に繋がった。現在も遠方で活動をしている。

◎翼に参加直後、青年の会の活動に参加したが、OB・OGとの年齢差と雰囲気に馴染めなかった。実際の活動外での打ち上げ(飲み会)などが苦痛で足が遠のいた。「地域へ青年の活動力を…」という方針は素晴らしいと感じた。

◎地方ブロックを作らず、一本化した方がよいのではないか?毎年の事業ごとでの横のつながりも希薄なのではないか?事前研修などで、しっかりつながりを作って欲しい。

◎私自身とてもよい経験をさせてもらい、その後の活動に参加出来ずにいる事をさみしく思っている。福岡に帰った際は何かしらの形で恩返しをしたいと思う。

◎青年の会の名前がピンと来ない。名前を変えてみてはどうか?何を目的にやっている団体なのか、市民に分かるような名に変えたらいいと思う。活動内容を説明するのが大変だったし、説明しても分かってくれなかったのが辛かった。

◎翼事業の目的は青年リーダーの育成なので、その原点を重視した活動内容に変更すれば、参加者も増えると思う。

◎研修に参加したが、正直「税金の無駄」だと思う。研修は県内でも出来、活動を通してこの人物なら認められると感じた人を海外研修へ出せばよい。参加者は旅行気分と「遊び」の感じが強かった印象だった。また、国際交流であれば日本国内でも出来る時代だと思う。

◎青年の翼は研修という目的がある為に、単なる旅行では経験出来ない事が出来る、すごい事業だと思う。今後も門戸を広く活動して欲しいと思う。青年の会は、大きな団体であるので仕方ないかもしれないが、気軽に行ける雰囲気でないのがとても残念。

◎今は厳しい状況だと思うが、各ブロックそれぞれ波があると思う。「良い波」が来るのを待つか興すかどちらがよいか分からないが、必ず「合う」人たちが盛り上げてくれると思うので、それまでは土台を支える。

◎自分の回のグローバルウイングは、豪華すぎる研修旅行だと思った。県のお偉い方の参加数が多く、団員に直接関わる指導者の数は各班一人(リーダー)と少なくて、指導や助けが行き渡らないと思った。事業の質の善悪は団員によるものであってはならないと思う。

◎県の延長戦上にあり、本当にボランティア精神のある人にしか関わりにくい会だと思う。

◎県から直接県民の事業でなく、県から市町村に委託し、市町村を窓口とした推進の形をとるべき。予算・実施主体は県でもOKだが市町村が全く関与しないので、面倒見が疎かになる。住民に一番近いのは市町村なので、市町村を巻き込まない県政は片手落ち。

◎翼事業が本当の目的の通りなっているのか、かなりの疑問を感じる。改善なく、毎年同じ事を繰り返しているようであれば、廃止すべき。青年の会も具体的な目的がなければ、求心力を失って当然。会員が達成感を得られるとか、何らかの参加意義を見出せない中では、継続は難しいと思う。

◎青年の翼事業は学ぶ為にはとってもいい研修だと思うし、後々福岡の発展などに寄与する人が出てくると思うので、青年の会の活動が出来ていないからといって、即効性や短期的な見方はしない方が良いと思う。長期的な視野で見るべき。

◎インターネット等で事業参加の可否の回答が出来るシステムがあれば、いつでもチェック出来るのでいいと思う。

◎ボランティア活動は継続して意味があると思う。青少年健全育成、青年が主体となって行う活動は減ってきているが、続けていく必要があると思う。

◎県にも青年の会にも、良き集団作りと人材育成のノウハウがない。翼事業も青年の会も理念自体は素晴らしいのに、運営の仕方がまずいせいで、単なる税金の無駄使いになっている。更にいうと、せっかく集まった若くて優秀な人材を潰しかねない存在。昔はそれで人が集まっていたかもしれないが、これからの青年人口減少の時代では人が集まるはずがない。

◎各ブロックの事業に関して、容量を超えた事を求めすぎ、または行おうとしているような気がする。なので、翼事業に参加後、青年の会の事業に参加し関わろうという気持ちが小さくなってしまうと思った。

◎「会員」という言葉にとらわれず、ゆるやかに横のつながりを維持して会を形作るのがよい。

◎現在ブロック制を取っているが、活動が統一的でなく各地にこれを置いているメリットが生かされていないように感じる。本部・支部制にして事業を統一化し、少人数化に耐えられるようにする。

◎「アンビシャスの翼」など県事業でも同様のものが増えている。ブロック活動を通じて、3年間程度の地域貢献による参加者の意識づけと地域とのつながりを確立させる事が、青年の翼を継続する為には必要。

◎前はOBが「青年の翼」に同行していたが、現在はそれが廃止になった。現役とOBをつなぐ人、そのような役割がいなくなったのは原因の一つではないか?青年の会から予算をつけて「青年の翼」に同行してくれるスタッフを復活させては?

◎青年の会に関しては全員参加の為、やらされている感がありどういう形で社会貢献に結び付ける、または結びつくかはその参加者の年齢・特質・特技によって大きく広がりを見せてよいはずで、全員が青年の会に納まらないといけないとするのはどこかおかしいと思う。

◎結婚して子供が出来ると、特に女性は青年の会のような活動に参加するのは難しいと思う。(平日は忙しく、休日は家族との時間を過ごしたいので)県の翼事業が縮小しているという事は、青年の会への期待も縮小していると思う。事業と切り離すのがよい気がする。

◎OBの想いが熱く、新メンバーについては、おされ気味で、意見が出せないところがあると思う。「活動すべきと要項に書いてある」と言われれば、なおさら参加しにくい状況になるのではと懸念している。風通しのよい雰囲気が大事だと思う。小さなグループ単位で活動している方々もおられるので、HPに自由にアップ出来るようなページがあるとよい。

◎今のブロック分けでは、小さなブロック・大きなブロックでそれぞれ異なる問題点が出ている気がする。居住地域に基づくブロック分けは強引。やりたい事業ごとに集まったりするべきである。(モチベーションの問題)

◎会の目的や活動目標が曖昧な気がする。また、活動内容もバラバラで「一体この団体はどこに向かっているのだろう」と疑問に思いながら参加していた。そこがしっかり確立されていて、10年後・20年後のビジョンがしっかりないと、この大きな団体で活動しているのに勿体ないし、存続していく意味も薄れていくと思う。もっと具体的かつ明確に県と関わっているのなら、県の方針や姿勢とタッグを組んでもいいのでは?

◎現在、市の国際交流関係の活動に参加しているが、OB・OG存亡の危機はどこも同じと感じた。翼参加の動機は、圧倒的に「海外研修がしたい」が主だと思う。事前研修の段階から青年の会メンバーが翼参加者と共に活動を行う。それが海外研修終了後も活動の参加へ結び付くものだと思う。

◎「目的の明確化と共通項(ねらい)の共有化」 県内広域となるので活動領域を共有化する事は難しい。対象をどこに設定するかを決めて、何をするのかを決める。そして、年1〜2回で実践発表か意識共有の為の交流会を行うなど、また例えば何月何日の同時間に県内各地で同じイベントをするなど、インパクトのあるものが欲しい。

(意見につきましては、一部のみ抜粋して載せております。ご了承ください。)