[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00147

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 今日の写真は、盛夏で、今をさかりに鳴き声を上げている「二種のセミ」です。ご近所では朝からウルサイ鳴き声がしていますが、我家では今年の夏は例年に較べて随分静かになりました。それでも昨日の夕方(タラの芽の木に止っている所)と今朝、何とか二種の蝉を撮影しておきました。

 今年は、我家の庭にスズメを初め小鳥達の飛来が増え、時間帯によってはセミの天敵のヒヨドリもやってきます。その影響が大きいのだと思います。

 日曜日の日経の自然科学蘭に「クマゼミがアブラゼミを追いやる」という記事が出ていましたが、昨年も私が記しましたように、温暖化の影響でもともと南の方だけにいたクマゼミ(熊蝉)がどんどん北の方に進出してきたようです。形は大きいのですが、羽が透明で奇麗な姿をしているこのクマゼミ、私達が子供の頃は見つけるのが難しいぐらい稀少で、捕獲すると得意満面でした。鳴き声も「シャアシャアシャ・・・」で、「ジージージー」と鳴いている垢抜けのしない羽の色のアブラゼミとは比較にならないくらい高貴な存在でした。

 ところが最近は、その数が逆転し、アブラゼミの方が僅か一割ぐらいに減ってしまったようです。クマゼミに食われてしまう訳でもなく、餌の奪い合いをしているわけではありませんので、これはやはり鳥達に食べられて、どんどんその固体が減り続けているためだと思われます。都会地の緑化が進み、鳥達が増えたことによる影響があり、しかも、その天敵に対して飛んで逃げる生態にクマゼミが優れていることが大きいようです。(新聞の解説)

 一方で、クマゼミよりは少し小型で、羽の色が良く似ており、「ミイミイ
・・・」と鳴く通称ミイミイ蝉の姿をこのところ見なくなったのが気にかか
ります。(新聞の関知せざること)

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕