[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00197

[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00197

 今日の写真は、唐招提寺の後訪れた「薬師寺」の「金堂」その他の建造物の写真です。

 薬師寺は南都七大寺の一つとして 1,300年の歴史を持つ由緒のある寺院の一つです。金堂(こんどう)、大講堂、東塔(とうとう)、西塔(さいとう)など、平城京への遷都を機会にこの地に移されたのですがこの間幾多の災害を受け殆んどが再建された建物です。(この順番に写真を掲載しています

 唯一「東塔」が火災、戦火等を免れ白鳳時代の建築の姿を今に留めています。唐招提寺と較べて、薬師寺の建物が全体としてきらびやかな中で、この東塔だけが古びたままの荘厳な姿で訪れる人の注目を浴びています。そして国宝にも指定されています。

 「大講堂」は金堂よりも大きく薬師寺の中で最大の威容を誇っていますが、これは、南都仏教が教学を重視し講堂に多くの学僧を収容して経典の講義が行われていたためです。

◇ ◇ ◇

 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕