[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00199
今日の写真は、古都奈良の文化財として世界遺産の指定を受けている内の「平城宮跡」の写真です。
来年には「平城遷都1300年祭」を迎えるということで、今この辺りの整備が行われている感じですが、マスコットキャラクターの「せんとくん」の選定などでガタガタしていた印象が強いのですが、この一番大事な「朱雀門(すざくもん)」の周辺がどのようになるのか良く分かりません。何か大きなイベントをやる時にこの広い空き地が役に立つかも知れませんが・・・。
それでも今何か工事をやり始めていますが、史跡の中央を電車が頻繁に走り続けているのもどうかと思います。どうしてもっと早くに地下低くに沈めるなどして、覆い隠してしまうことが出来なかったのでしょうかね。
今までは阪奈道路を出て、奈良の街に入る入口ということで、自由に車を止めて、ぽつんと建っている鮮やかな色彩の「朱雀門」を眺める程度でしたが、写真の同好会などではこの場所で撮影会をやることが多く、特に夜間のライトアップには人気がありました。しかしながら奈良の観光に電車で訪れる人達には縁遠い場所であったと思います。
朱雀門は、奈良時代の平城宮の正門であり、平城京の入り口である羅城門から、 メインストリートである幅約80mの朱雀大路を北へ4km進んだところに、そびえ建っていた当時のランドマークであったと思います。僅か 100年程度の短い期間の都であったのですが、平城宮の主要な建物は跡形もなく、僅かにこの朱雀門が当時の場所の名残を留めているということでしょうか。
一方、南都七大寺の方は、災害とか戦火の被害はありましたが、今に至るも立派にその全容を留めているのは素晴らしいことです。何故か東大寺とか奈良公園の方に観光客が集中しやや俗っぽい感じが否めませんが、唐招提寺、薬師寺、そして少し離れた斑鳩の法隆寺の方への人の流れは少ないようです。
国宝にもなっている数々の建造物、仏像等をじっくりと見学できのがいいと思います。
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(写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕)