[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00203

[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00203

 孫のお供で、シルバーウイークを「奈良」「大阪」のヒストリーウイークとして楽しませて頂きましたが、今回の写真が最終となります。

 大阪城の続編ですが、豊臣秀吉好みの金ぴか品の展示品(このほかにも、金の茶室が展示してありましたが写真には不向きでしたので省略。)と、この城の建設に際して、秀吉の大きな力によって全国から集められた、巨大な石材の石積みの写真をご紹介いたします。

 この大阪城は、秀吉亡き後、徳川家康の天下掌握の舞台にもなったのですが、時が移り、徳川最後の将軍・慶喜がここからトンズラして、実質的にも徳川の時代が幕を閉じることとなった歴史上の意義深い舞台といえましょう。

 歴史の話で「仮にとか、もしも・・・」と言いかければ限がないのですが、織田信長が威信をかけて建てた「安土城」が現存していればと思わざるを得ません。この建造物が、諸大名とか公卿から寄進を受けた文化財の宝庫と共に一瞬にして消滅してしまったのは残念でなりません。

 最近封切られた映画「火天の城」、戦国時代に実在した宮大工の総棟梁・岡部又右衛門を演じる西田敏行が織田信長の命を受け築城した、豪華絢爛な安土城を見て我慢することにしましょう。

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕