[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00261

[仁川まち協]デジカメ技術のコーナー vol.00261

 久し振りに先斗町の通りそのものの写真を撮って見ました。以前は舞妓さんなどがすれ違う事がありましたが最近はめっきり減ってしまいました。

 一般の通行客の顔がまともに写り込むのは写真としても良くないようですし、苦情が出てもいけませんのでシャッターチャンスが難しいです。本来は望遠で遠くからさりげなくシャッターを切るのがいいのでしょうね。

 それにゴチャゴチャとした柱や、電線も増え、画像補正で消しこむのもきりがなく、やはりそのまま残しておく方が良さそうですね。

 三枚目、最後の写真、京都の「南座」の全景です。先斗町の通りの一角に絶好の撮影場所があり、午後の暖かい日差しを受けた建物をすっぽりと写し撮る事が出来ます。

 「南座」は元和年間(1615〜1623年)京都四條河原町に公許された7つの櫓の伝統を今に伝える唯一の劇場で、明治を迎えたのは2座のみでした。

明治26年にもう一つの北側芝居も廃座となり、今はこの直ぐ近くに北座の記念碑を残すのみで、南座だけが歌舞伎発祥の現在地に残り今も現役で頑張っています。

 年末恒例の歌舞伎「吉例顔見世(かおみせ)興行」を前に、出演者の名を書いたまねき看板を劇場正面に掲げる「まねき上げ」があり、今でもテレビでは必ず紹介されていますが、演目が描かれた8枚の錦絵の上に約60枚の「まねき」が高々と掲げられます。この写真を写した数日後そのまねき上げの様子がテレビで報道されていました。

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 (写真記事=仁川在住写真愛好家 / 構成&編集=サトウ基裕