今日は、紫色の花を紹介します。

まずはカキドオシ。オオイヌノフグリとの2ショット。

一月にアビスタで行った写真展にもカキドオシの写真を展示しました。その時に名前を「カキオドシ」と書き間違えてしまいました。見にいらした方に指摘していただいて慌てて直しましたが、後で大笑いした思い出があります。名前の由来が「垣根を通って増えるからカキドオシ」なのに、隣人をおどして領地を増やす悪者のような名前になってしまいました。そんな強烈な印象のあるカキドオシ、これが初対面でした。感動!

さて、次はムラサキケマン。
これから成長して花の部分が縦に伸びるとわかりやすい姿になります。

さて、これはなんでしょうか?
あまりにありふれた植物なので、小さな花の部分だけ切り取ってみました。
ヒメオドリコソウです。
傘を被った踊り子に見えるような、見えないような、、。
ホタルイカ!?(笑)

それではもう一つアップで。

タチツボスミレ、可憐です。
野草の花って園芸種にはない素朴な魅力がありますね。
そんな花たちを近くで見ることができるのが谷津の素敵なところです。

これは友の会だけでなく、保全活動にかかわるすべての方々の努力の成果と言えると思います。草を刈り、枯葉や刈った草木を掃除して地面に太陽の光が届くように地道な保全活動を行っています。

今タチツボスミレが沢山咲いているのは何年も前からの保全活動の成果だと思うと、沢山の方にこのかわいい姿を見てほしいなと願う気持ちと、安易な気持ちで持ち帰ったりしないでねと祈る思いがあふれます。

あれ?ヒメオドリコソウとタチツボスミレ、私の力の入れ方がかなり違うの、ばれましたか(笑)?

気を取り直してもう一つ。

紫色の花はタチツボスミレですが、その上のドングリに注目!
ドングリが芽吹いていました!
これも新人谷津守人には衝撃的な光景でした。
秋に地面に落ちたドングリが、こんな風に発芽するんですね。

生命力を感じる春の谷津、虫眼鏡をもって、是非お出かけください。