平安の女流作家の名前のついた植物です。
その名はムラサキシキブ。
紫色の実の印象が大きいですが、こんなにかわいい花を咲かせるんですね。
後世に、こんな可憐な植物に自分の名前が付けられたと知ったら喜んだろうなぁ、紫式部さん。
せっかくなので、百人一首の中の、紫式部の和歌を紹介します。
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな
久しぶりに会った友との再会だったのに、ゆっくり話すこともできず過ぎてしまったという心残りを夜半の月にたとえて詠んだ歌なのだそうです。
今で例えると、、、
コロナ自粛が少しづつ解禁になり、久々の友との再会もお互いマスク越しのフィジカルディスタンスで、ゆっくり話すこともできずにすぎてしまった、雲に隠れる夜半の月のように、、、なんて感じでしょうか。
こんな風に考えると風情があります。
あれ、ちょっと無理があるかな(笑)
(参照: https://hyakunin.stardust31.com/51-75/57.html)