雨が降ったから、産みに行く!?

ニホンアカガエルは、まだ寒いうちにいち早く産卵するカエル。天敵が動き出す春先にはオタマジャクシが大きくなっているという戦略らしいのですが、この時期は卵塊数が例年と比べてどうか、皆が興味津々な時期でもあります。

 「雨の降った後、卵塊数が多い」

そう聞いていたので、昨日の雨を見ながら、「きっと明日!」と、産卵するわけでもないのに私もそわそわ(笑)。ってことで、今朝、早朝いざ谷津へ!

 同じことを考えていたであろう先輩谷津守り人と、示し合わせたように現地で合流!思いがけず、二人で卵塊調査となりました。卵塊数の公表は、卵塊を持ち帰られてしまう恐れがあるので控えていますが、やはり雨が合図となって、一定数のカエルが水辺に産卵に訪れたようです。産んだ卵が干上がらず無事育ってくれるようにということなのでしょうか。

 メスのカエルは一年に一度、一卵塊を産みますが、卵塊の大きさは様々です。直径5センチくらいのコンパクトなものもあれば、20センチくらいの大きなもののあります。多分若いカエルの卵塊は小さくて、ベテランになると卵の数も増えて大きな卵塊になるのだろうと推測されます。そんなことを考えながら、しばし水辺を回って卵塊を探しました。

ホントは産卵シーンに出くわしたかったけど、真夜中なんでしょうね。コロナが終息して皆が安心して集えるようになったら、夜の産卵調査、やってみたいです!