“広場円卓会議”は校区内で活動する諸団体の活動や情報交換し地域課題を抽出、デザインするプラットフォームの場です。
第4回のテーマは第3回に引き続き、宝塚ホテル移転問題が議題です。ワークショップ形式で阪急阪神HDへの要望書作成を行いました。
一小校区は中心市街地でありながら公的な施設が少ないことが議論され、
参加者加者全員で以下の4つのテーマで話し合いました。
①駅前の顔として住環境を保全するには?
②どのような形で建物を残すか?
③地域に開かれた“市民場所”の保存(具体的な店舗)
④開発による一小児童数大規模化への懸念
地域に開かれたあの場所の継続は?(1階から3階のリーシングは?)
公共施設としての利用価値を求める意見が多く出た。
(1)カフェレストラン
「お茶が飲めるスペースがあれば楽しめる」宝塚南口周辺は高齢者のお一人暮らしの方が多く宝塚ホテルのレストランを利用している方がたくさんいらっしゃる→「有機野菜を使った特色のあるレストラン」を希望
(2)高齢者、乳幼児が利用できるサロン(100人集まれる集会所)
駅近の立地条件にあればありがたい
(3)図書館
ロンファン(中華料理)のあった建物はもともと、小林一三氏が図書館として建てた。小林さんの意志を引き継ぐという点で、阪急阪神さんに要請しストーリーとして盛り込む
(4)特色のあるスーパーマーケット
市の試算では最大500世帯のマンションが建つ可能性があるという。
住宅開発には第一小学校の児童数への影響に配慮してほしい
(1)一小は大規模状態が常態化している。児童ひとりあたりの時間的、空間的スペースが少ない。何をするにも大勢だと時間がかかるので、なかなか順番が回ってこない。
(2)逆に児童が少なすぎても、受ける刺激が少なくなるので、適正な人数が望ましい。
(3)無理な校区再編はやめてほしい。大規模開発のたびに校区編成のうわさが飛び交う。以前、校区変更の賛否を全世帯に取ったが、しこりを残した。賛成か反対かを住民に問うのでなく、校区変更するなら計画性や児童たちの思いを考え、責任を持ってほしい。
最後に以下の5つの項目を参加者全員で決議され、
阪急阪神ホールディングズへ申し入れる事が確認されました
(1)都市景観形成建物としての歴史的文化財的価値を考慮してください。
(2)宝塚南口駅周辺の開発は景観と住環境の保全をお願いします。
(3)住宅開発には「宝塚第一小学校」の児童数への影響に配慮してください。
(4)市民の憩いの「場」の提供の継承を引き続きお願いします
(5)開発内容の経過の情報公開をお願いします。