レコーディングがおわってホッ!

1回目、朗読のみOK
2回目、詩吟1曲をのぞいてOK

いよいよ、がけっぷちの3回目!(%痛い女%)

マイクの準備も万端です。ドキドキ

のどが渇くので、水も用意して・・・・

今日は、二人のデユエット「母を送る路上の短歌」を録音。

母を送る路上の短歌 頼山陽

東風 に母 を迎 えて来 たり 
北風 に母 を送って還 る
来 る時 は芳 菲 の路 
忽ち霜雪の寒 さと為 る
鶏 を聞 いて即ち足 を裹 み 
輿 に侍して足 槃跚たり
児は足 の疲るるを言 わず 
唯 母 の輿 の安きをを計 る
母 に一杯 を献 じて児 も亦 飲 む 
初陽 店 に満 ちて霜 已に乾 く
五十 の児に 七 十の母 有り 
此の福 人間 得 ること応 に難かるべし
南去 北来人 織るが如 く 
誰人か我 が児 母の歓 びに如かんや

風薫る春に、母を迎えて京都の寓居に来たり、北風すさび今、母を送って広島に帰る。
来る時は路々花咲き草萌える好時節であったが、帰る今は、わずかの間に霜や雪の降る寒空となってしまっている。
朝、鶏の鳴く声を聞いて足ごしらえをし、よろめく足で母の輿に従う。
だが踏み煩う自分の足のことなどよりも、ただ母の輿の安全を願うばかりである。
茶店で一休みする母に一杯差し上げて、自分もまたお相伴をする。
朝日が店一杯差し込んで、路に降りた霜もすでに乾き始める。
五十歳の子供と、まだまだ達者な七十の母とが一緒に旅をしている。こんな幸福は世間でも得られることは大変に珍しいことで、今は嬉しさでいっぱいである。
ここ山陽道は往来する人で大変賑わっているが、はたして誰がわれわれ親子のような喜びにひたっているであろうか。

歌っているあいだ、真剣に録音するセンセー

頼山陽とお母さんの親子の情愛を歌った詩吟。

現代にも通じるものがあります。いい歌ですね。

今回は、「胄山」ほかも再録音して、やっと終了。

正月には、お年玉でCDがもらえるか?

楽しみ、楽しみ。

みなさん、1ヶ月ごくろうさまでした。(%笑う女%)