裏山の野鳥・昆虫シリーズ 「サシバ」 その2

(%赤点%) サシバのねぐらだち:前日付近の山で泊ったサシバは翌朝7:00〜7:30くらいに旅立って行きます。この個体は岩倉山の南麓で塒入りしていた個体です。天気次第で飛び立つ時間が異なる様です。晴天の時は早め、曇天の時は9時位の時もあります。

(%赤点%) 行者山のタカ(サシバ)柱(晴天):行者山ではタイミングが合えばタカ柱が見られます。画像はサシバですがこれが一番数も多く美しく感動的です。ハチクマのタカ柱も見られますが行者山ではあまり大きいのは見た事がありません。それに加えハチクマは自力で羽ばたきながら上昇し、渡って行く事も多いです。晴天時は青空に溶け込んで見難いです。

(%赤点%) 行者山のタカ(サシバ)柱(曇天):曇天時は少し低い位置でタカ柱が出来ます。またバックが白いので黒い鳥のシルエットが見付け易くなります。しかし青空を流れるタカの群れの方が眺める分には素晴らしく見えます。

(%赤点%) タカ渡りの簡単な解説は日本に居るタカの仲間は大半が季節移動をします。その内、春に渡って来て繁殖し秋に南に渡って越冬するタカの仲間が9月中旬〜10月初旬に東六甲を通過します。春にも通過しますが数も少なくあまり目立ちません。
種類としてはサシバ、ハチクマが有名ですが一番観察し易い種はサシバです。数も一番多くタカ柱も見事です。越冬地は琉球列島、台湾、フィリピンから東南アジアです。春は3月から姿を見せ始め日本列島の里山で繁殖します。行者山で見られるタカ渡りは主に「白樺ルート」と呼ばれる信州・白樺峠を越えて来るルートです。他に日本海沿いを南下するルートや一番有名な伊良湖岬を通過するルートなどがあります。サシバ、ハチクマだけでなく沢山の種類のタカが渡りますが行者山もタカだけでなく色々な野鳥が渡って行きます。機会があれば是非行者山のバードウォッチングをお楽しみ下さい!!