裏山の野鳥・昆虫シリーズ、「カラ類の混群」 その1

(%晴れ%)(%月%) 裏山の野鳥も夏鳥はほぼ渡りを終え、冬鳥の渡来が始っています。この季節から春までの間、野鳥観察には一番見易い時期です!!
そこで、アヴェルデ松井さんに貴重な画像のご提供をお願いしました!!

(%晴れ%)(%月%) まず最初に「カラ類の混群」の画像を送って頂きました。「混群」とはある期間だけ何種類かの野鳥が一緒に行動する事です。秋から早春にかけて観察出来ます。「カラ類」と言いますが実際はシジュウカラやヤマガラなどのカラ類よりメジロの方が個体数が多いケースが殆どです。
写真は、「メジロ」 です。

(%晴れ%)(%月%) 構成の主体はメジロやエナガです。これらにシジュウカラ、ヤマガラ、コゲラなどの留鳥が加わりますが、当地では冬鳥のヒガラ又はキクイタダキなどが入ります。理由は解りませんがこのヒガラとキクイタダキは両者を裏山で同時に観察した事がありません。昨年から今年にかけてはキクイタダキが、その前の冬はヒガラが多く観察出来ました。
写真は、「エナガ」 です。

(%晴れ%)(%月%) 混群の総数は十数羽から数十羽位で移動します。鳴き声が色々聞こえ、移動して行きますので先回りして静かに観察していると目の前を通過します。食事に神経を集中させているからでしょう。
写真は、「ヤマガラ」です。

(%晴れ%)(%月%) 混群を作る理由は色々ある様ですが種類が違う事によって餌、或いは就餌の場所が異なります。群れで餌を探す方が効率が良い、さらにタカなど天敵が現れた時に発見し易いとも言われています。確かに危険を知らせる鳴き声は鋭い「ツィーッ!」と言う声で「共通語」の様です。混群は行者山の中だけでなく住宅地の庭にもやって来ますので是非ご覧下さい。
写真は、「シジュウカラ」 です。