YYフォト 講演会報告!

昨日、YYフォト主催の講演会を山手台小学校クラブハウスで開きました。
写真家 山本待子講師を迎え、テーマ「写真を効果的に撮る」とQ&Aで,スライドと講師の入選作品を基に2時間を楽しく終了した。

(%ノート%)報告1:写真には「あ・き・ひ・こ」の基本原則が含まれている。

①【あ】アングル=高い(ハイアングル)・低い(ローアングル)目高(ストレートアングル)などの被写体に対してのカメラの角度を示し、アングルにより写真に含まれるさまざまな表現情報を伝えることが出来る。(被写体の喜怒哀楽の表現手段となる。)
(%赤点%)子どもや花を撮る時は子どもの目線まで、花は花の高さまでカメラの位置を低いアングル(地面を入れない=違和感のある色や背景を避ける)まで下げてやる。また、更に低いアングル(仰角)にして、背景を青空+白い雲+入道雲(=力強さ)などで表現することが出来る。

②【き】距離=被写体(対象物の背景とフレーム)+レンズ(広角・望遠)により距離感の表現も変わる。対象物とカメラのレンズとの距離により背景のフォーカス(ピント)が変化する。(広角=対象物+背景をよりシャープ【パンフォーカス】に、望遠・マクロ(接写)=背景を更に【アウトフォーカス】にする。)また、シャタースピードや絞り値によっても変化する。また、撮影の目的やジャンルにもよるが、望遠で切とった写真よりも、現在は広角レンズで撮った写真の方が対象物の周りの状況・情報量が多くなってベターであると考えられている。

③【ひ】光=被写体を立体的にも平面的にもする。色彩を鮮やかにもしコントラストを強調もする。光線には、順光・逆光・斜光・トップ光・フット光・スポットなどの光線の角度や種類があり、映像は光と影で表現される。

④【こ】構図=意図する目的以外はタテフレームの構図よりヨコフレームの構図の方がベターである。また、「あ・き・ひ・こ」を構成することで、見る側に想像力や安心感を与える。構図の基本は4:3のフレームを【黄金分割】(タテ・ヨコそれぞれを3等分)の中に被写体+背景を配置しすることで、自然で違和感の無い視覚を得ることが出来る。
例:水平線や地平線は上下3等分したところに配置し、動体的被写体はシャッターチャンス=動体の進行形(例:サッカーボウルを蹴ったあとボウルが空間にあるタイミング)を必然とする。また、構図したフレーム内に曇天があるときはトリミングし、曇天を排除した構図にする方がネボケタ画にならない。後処理のトリミングは避ける方が良い。

(%ノート%)報告2:撮った写真の講評会を開き、同じ対象物を撮っても「あ・き・ひ・こ」により、他の作品と違い(こんな!見方あるのか?)が分かり、新たな発見にもつながる。
 
(%ノート%)報告3:各種写真展・新聞の入選写真・写真雑誌を鑑賞することがイメージトレーニングになり、また、写真の題名により作品を更に引き上げる要素にもなっている。
簡単な解説やコメントをつけることで作品の効果が増す。

(%ノート%)報告4:なんでもない普段の生活の周りに写真素材がある。常にカメラを携帯して、気軽にシャッターをきる。

(%ノート%)告5:感動を写真に! 時間の空間を切り取る! イメージした構図になるまで周囲の状況を判断して待つ! 曇天は排除して、ドラマティックな空は表現を主張する!

(%晴れ%)まだまだ!報告事例があるが・・・。有意義な2時間でした。有難うございました。