五月晴れの5月10日、北千里駅東に位置する藤白台を10名で歩きました。初参加は、千里の生みの親・K先生ご夫妻、関西大学で千里を研究している学生のMさん、会員のOさんの3名でした。
■公社藤白台団地
適度な住棟間距離、ポイント(T字)型住棟の雁行が落ちついた街並みをつくっています。建替えが始まっており、この街並みも数年後にはなくなります。
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■白い象のすべり台(ゾウスベ)
ここで育った子ども達に愛されてきた。藤白台団地の設計をしたK先生によれば、このような遊具は「プレイ・スカルプチャー」と呼ばれたそうです。
広場の下の「ふれあいの道」は、こどもたちが発見したすき間から、住民の働きかけもあって生まれたそうです。この道と斜面林は、建替え後も保全されます。
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■藤白台小学校から藤白公園へ
開発以前からの植生と思われる松林、石組みの擁壁、積もった落ち葉などが、落ち着いた雰囲気をつくっています。
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■ピアノ池と藤白台メゾネット団地
水平軸が強調された清楚な印象の建物、公園のみどり、建物を映すピアノ池が調和して、美しい街並みをつくっています。この集合住宅(分譲)は、賃貸住宅に合わせて建替えを行うかどうか、選択を迫られているそうですが、失うにはあまりにも惜しい環境資産です。
勝手に景観賞!@藤白台①
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■府営住宅のアプローチの花
鉢植えの花や緑が入り口付近を美しく演出しています。夏の水やりなど、管理が大変だと思うのですが、住民の方々が手分けして育てているようです。
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