去る10月22〜24日、千里ニュータウンにて、第299回集合住宅研究会「千里ニュータウン再生の現状を探る」が開催されました。
集合住宅研究会は、東京を中心に、集合住宅・住宅地の計画・設計などに従事するメンバーで構成される、伝統ある研究会です。我が国におけるニュータウンの建設と再生の先駆である千里ニュータウンの現状を探るべく、約40人が来阪され、セミナー(行政・民間・市民の取り組みに関する報告と意見交換)、視察(バスによる視察、徒歩によるオプショナルツアー)を行ったものです。
千里・住まいの学校と会員は、セミナー「コミュニティ・民間非営利セクターの取り組み」(集合住宅研究会との共催)の企画・進行、オプショナルツアーの企画・案内を行いました。
Photo:セミナー「コミュニティ・民間非営利セクターの取り組み」
千里の再生に関して、これほど多くの主体とメンバーが語ったことや、再生事例をこれほどまとまって見学したことは、過去に例がありません。この意味でも、集合住宅研究会の皆さんだけでなく、千里に住む私たちも大いに勉強になりました。
また、ニュータウンや団地再生等に関して、首都圏との貴重な情報交流の機会にもなりました。
さらに、このような大規模な研究会が千里で開催されたことを通じて、我が国の都市計画・まちづくり分野における千里ニュータウンの”位置”や”役割”をあらためて確認できました。
Photo:バスによる視察(OPH佐竹台住宅にて)
※詳しくは、研究会よりご提供いただいた開催記録(PDF)をご覧ください。